Richmond,VA.

誇り高きヴァージニア州の州都リッチモンドです。
ここはこの旅行の直前The N.Y.Timesに”36時間で周るRichmond”と言う特集があったので、
その記事の切抜きを参考に周りました。
さすがに見どころの多い街、記事のタイトルの36時間とは1日12時間で2泊3日の時間を掛けた旅と言う意味ですが、
私達はその1/6の6時間ほど、半日で downtown の一部を観て周りました。



 State Capitol
 ヴァージニア州議会議事堂の前にあるワシントンの像と議事堂内部の写真です。
州議事堂の内部を見学するのはこれで2度目ですが、ミシガン州の議事堂の方が広く
て立派だった様な気がしました。成る程ガイドブックでもこの建物の見学は★一つでし
た。

 

 The Museum and White House of The Confederacy         
 こちらは★4個の観光スポットです。1818年に建てられたこの建物は、南北戦争中にアメリカ(南部)連合の長官だったJefferson Davis が住んでいた建物なので、The White House of The Confederacyと呼ばれています。tourに参加すれば家の中も見学できますが、夾竹桃の花が美しい外見をちょっと見ただけで正面の博物館へ入りました。南部のアメリカ人にとって古きよき時代のものが詰まったThe Museum of The Confederacyです。ここの博物館のコレクションの内、南部同盟の旗が数多く展示されていたのが、興味を引きました。
 Edgar Allen Poe Museum / Old Stone House
Edgar Allen Poeがかつて住んでいた石の家が、今は彼の博物館となっています。狭い2F建ての家で、1Fの入り口付近にはPOEの著書などを売っている売店とちょっとした展示物を置いてある2部屋が解放されており、その他の部屋を見学するにはTourに参加しなければなりません。古い建物なのでたくさんの人が勝手に入って歩き回る程の耐久力が無い事が一因のようです。
 主人が博物館の案内の青年と話している間、私は中庭に出てCardinalの追っかけを楽しみました。博物館の人の話によると、彼はここ庭の木に掛けてある巣箱に棲み付いていて、茶色い色の彼のwifeは下のbushで子育てをしているのだそうです。アメリカ滞在中、時々足元の茂みから鳥が飛び立って驚く事がありましたが、これが当たり前の鳥の生態なのでしょうか?日本の鳥とは違うような気がしますが。
Civil War Visitors Center
 左側の古い煉瓦の建物の写真は Tredegar Iron Works、南北戦争時の南軍の武器工場だった所です。2000年に、この建物の左裏に南北戦争の資料館であるCivil War Visitors Centerが出来ました。特筆すべきは、このCenterの入り口前に、Lincoln大統領と一番下の息子のTadが仲良く話しをしている像があることです。未だに南部魂を失わないVA.の人達にとっては、北軍のLincoln大統領の像が出来ると言う事は有るまじき事のようです。しかも南軍のLee将軍を称える像と1マイルも離れていない所に!尤も私には、未だにwarと言えばCivil War かつ南軍の誇りを保っている人たちの存在の方が驚きますが。Lincoln大統領だけでなくTadも一緒の像が出来た理由は、1865年にLincoln 大統領が初めて Richmond を訪れた際にTadを伴っていたからだそうです。
 この博物館の前に流れているJames Riverは、Downtownの南側通り、大西洋に向かって流れていきます。武器の輸送には都合の良い場所です。



Virginia's Shenandoah Valley

Blue Ridge Parkway の北端の region です。
豊かな自然に恵まれた地域であることは言うまでもありませんが、
この地域の特色は Amish や Mennonite が多く住んでいる事が挙げられます。

                                         
Natural Bridge                                                                           
 Richmond からInt.64を西へ2時間ほど走ると、奇岩 名前の如く自然に出来た橋の形をした岩 が見られます。どうしてこのようなものが出来たのか、不思議ですね。Welcome Center でチケットを買うと、小型のバスでNatural Bridge のそばまで2・3分で運んでくれます。(かなりアバウトで、ある程度の人数がたまればバスが出ると言った具合。)そこからBridgeの下をくぐるせせらぎ沿いに Monacan Indian Village などを通って終点の Lace Falls まで Cedar Creek Treail が通っています。300年前にはMonacan Indian の故郷だったここは一時Thomas Jefferson の所有だった事も有る私有地なので、かなり観光化されています。夜間にはライト・アップされたNatural Bridgeを背景に色々なイベントが催され、近隣にはホテルや蝋人形館もあるレジャー・ランドとなっているので偉大なる自然の産物が人工的なものに見えてきてしまう事が、ちょっと残念な感じがしました。勿論この目でNatural Bridgeを見れたのは大満足!でしたが。
  日が暮れかけた頃、Int. 64 & 81 に乗り Blue Ridge Mountain の夕焼けを背にしながら宿泊先を探して北上しました。
Histric Town
 
Staunton
 ここもHistoricが売り物の街でしたので、夜真っ暗なDowntownを宿探しがてら一周とは言っても狭い範囲を周ってみました。が、よく見えないながら、古い建物がある坂の多い街と言うだけでホテルも見当たらなかったので、結局高速道路のインター近くに戻りBest Western Inn.に泊りました。ここにチェック・インする
時にまず最初に「部屋の窓の真下を通っている鉄道についての説明を聞き了解しました。」と言う念書にサインさせられて驚きました。説明によれば、夜中に貨物列車が通る、unlucky なら tree times、lucky なら no time、不定期なので今夜はどうかの予測がつかないとの事。そのリスクを負う分安い部屋代を払い、最後に残った一部屋に宿泊しました。運試しの結果は凶。深夜に1本、夜明け方に1本(写真左)列車が通過、尤も全く気付かずに寝ていた人もいましたが。
 翌朝、Frontier Culture Musiumー19世紀の農場の展示場と言った所ーに寄りました。私はここにキルトが展示されていると思って行きましたが、どうも情報が間違っていたようです。ですがここに来た事は決して無駄足ではありませんでした。Visiter Center のおばさんがとても親切で、DaytonにあるFarmer's Marcket で売られている Amishのキルトの事や、Harrisonburg にQuilt Musium がある事、そしてShenandoah N.P.を端(Stautonの近く)から端までドライブしても同じ景色を見飽きるだけだから、古い田舎町の雰囲気を楽しみながらHyw.11をHarrisonburgまで行き、Shenandoah N.P.には途中から入った方が良いと言うコースも教えてくれました。おまけに「アメリカンでない人がここの農場を見学しても興味を持てないだろうから入場する必要はない」とまで言い出し「そんな事言って良いのかな?」と苦笑しながらMusiumを後にし、小母さんの言葉に従う事にしました。
Harrisonburg
落ち着いた静かな街でした。余りに静か過ぎて気味が悪いくらいではありましたが。目的のVirginia Quilt Museum を見学した後、すぐそばにあった前に大砲が置いてある市庁舎を何故大砲が?Civil Warの時の?と首を傾げつつ、またこんな Bed & Breakfast(右) に泊ってみたかった!と思いつつ写真を撮り、Shenandoh N.P.へ向かいました。
Shenandoah National Park                                                          
 この旅のハイライトの一つ、豊かな自然に恵まれた Shenandoh N.P.にやって来ました。overlookからの眺めも雄大で最高! 途中Visiter Center に車を置き、Dark Hollow Falls Trail をせせらぎに沿って下りました。滝は二つありますが、中央の写真は上にある方の滝Dark Hollow Falls upper です。ところどころに名を知らない花が密やかに咲いているのを見つけるのも楽しみでした。
 またここは鹿(white-taild deer?)が多く、余程人に慣れているらしくて車道の近くまで寄って来ては平気で餌を探していました。なるほど「餌を与えないで下さい」の張り紙が彼方此方に見られる訳です。最初に見かけた時は興奮したのですが、余りにも度々でて来るもので、段々関心が薄れてしまいました。しかしこの鹿たち、出て来るのは女鹿と子鹿だけで、たまたま車道から離れた場所で見かけた角が立派な牡鹿は、私たちを見た途端にダッシュ!森の奥へと逃げ込んでしまいました。雄の方が警戒心が強いのですね。

Shenandoah Valley から Chicago に戻る予定だったのですが、また主人の気まぐれの虫が顔を出し、
ここまで来て Washington に寄らないなんて・・・と言い出しました。
それならリッチモンドから直接行けば良かったのに・・・とブツブツ言いながらも
私も Washington 行きには大賛成でしたので、急遽進路を東へと切り替えました。


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