Poor Japanese 1万kmの旅 poor (貧乏)な日本人夫婦が, poor white さん達の住むと言う Central Appalacia へ向かいましたが、 長雨に祟られて poor (可哀相) な旅となってしまいました。 この旅のKey Wordは、poor と 長雨の他には、行ったり来たり、夜半の宿探し、気の向くまま です。 初めての長距離ドライブでとんでもない旅になりましたが、 それも今ではアメリカだからこそ出来たことと思えますので、良い思い出になっています。 |
Mammoth Cave National Park | |||||||||
|
|
|
|
|
|||||
Ex.65を南下し、マンモスケーブ国立公園にやってきました。ここはChicagoと同じcentral time zoneです。どのtime zoneに属するかは都市の自治に任されているので、この辺りは時間 が頻繁に変わります。単一のtime zone で生活している日本人にとっては不思議な感じがします。 Mammoth Caveでは tour に参加すれば、洞窟の中に入れます。私達が参加した入り口付近だけの簡単な見学コースから、炭鉱夫の様な格好をして洞窟を長時間潜り歩く本格的な探検ツアーまで10種類以上のコースが用意されています。ツアーはVisitor Center脇の坂を下ったところにあるHistoric Entranceから入りますが、その前にrangerの注意や説明を聞きます。ここで私は大恥をかきました。レンジャーのお兄さんがツアーの参加者に「皆さん、どこから来ましたかー?」の問に「テネシー」「ミズーリ」・・・の声が上がり、「イリノイはないな」と思った私はここは全員参加型のアメリカだから!と思わず参加したくなり「イリノイ!」と叫んでしまったのです。が、Illinoisはイリノイに非ずだったようで、何だか分からなくて困ったレンジャーのお兄さん、外国人が多い「ニューヨーク?」と適当な返事。懲りずに「イリノーイ!」と再び叫んでも通じず、そばに居る主人は赤面したまま無言。その時勘の良いアメリカンが「Illinois!」と助け舟を出してくれました。「ユリィニョーィ」のような発音だったみたいです。No Englishの身の程をわきまえ、二度と人前で発言すまいと固ーく決心した次第です。 さて、恥はかき捨てて洞窟の中へ入場しました。多岐に渡っている洞窟にはそれぞれ名前が付いているのが愉快です。Entrance付近の大通りはBroadwayです。鉱山の跡などを見学しつつ進んで行き、ちょっとした広場に出ました(右から2枚目)。地表から4m位下にあるここの名はMethodist Churchで、この最短のツアーの終点です。このマンモスケーヴはまだその全容が解明されておらず、約500q以上先のシカゴまで繋がっているとの説も有り、世界一の長さを誇る洞窟だそうです。どうしてこんなに長い洞窟が出来たのか?地球の謎が身近に、そしてそれにちょっと触れる事ができたような感じがする場所でした。 またこの国立公園の見所は地下だけでなく、地上も森に包まれた自然が豊かなところです。walkingの為の時間もあると良かったなァとつくづく思いました。 |
Daniel Boone National Forest | ||||
|
Hyw.92 → Ex.75 → Ex.64 | ||||||||||||
雨の Hyw.92 を東へ進み、Ex.75沿いの街 Williamsburgに出ました。古い寂れた田舎町でたった1軒の食堂にて朝食。奥にはビリヤード台があり、この街では唯一近所の人の社交場になっている場所のように見受けられました。上段右の写真の家は、紅白の春の花に彩られた一軒家が素適だったので、アメリカの地方にある旧家とはこんなものかとも思い、思わず撮りました。そしてEx.75のインターチェンジへ。高速道路は殆どの場合downtownから少し外れた郊外を通っているのですが、ここではインターチェンジの周囲の方が賑やかで、downtownが引っ越してしまった様な逆転現象が起きていました。 激しく降り出した雨、予定ではEx.75を南下してGreat Smocky Mts. N.P.に行くつもりだったのですが、危険を避けて高速道路を当てもなく北上し、Bereaに立ち寄りました。ここは手工芸を専門に教えるBereaCollegeを中心にして一度は寂れた町を再興した小さな小さな町です。このcollegeで学ぶ人たちの手工芸品を売っているお店をみて歩き、鳥の巣箱と、Boone Tavern Hotelのクロスステッチの図案を買い、街を後にしました。(cross stitchを参照して下さい) さてこの先どこに行ったら良いのでしょう?散々迷った挙句、持参したガイドブックやドライブインで貰って来たカタログを参考に Ex.75 → Ex.64 を東へ進み Mount Sterlingへ。裁判所(下段中央)などがあり重厚な雰囲気でしたが、大した産業も無いらしく、downtownに活気が殆ど感じられない寂しい街でした。 結局また少しEx.64を西に戻り、Lexingtonに1泊。LexingtonはKY.州では一番大きく歴史ある都市です。馬と言えばケンタッキー州、その中心的な都市らしくKentucky Horse Parkでは乗馬も出来ますし、また馬に関する博物館もあります。downtownにはオペラハウスや裁判所(下段左の写真)などだけでなく個人の家も古くて趣きのある建物が並んでいて、雨が降っていなかったらこの街並みを観ながらの散歩を楽めたのに・・・と思い残念な気がしました。ここではガイドブックに載っていた宿を訪ねて行き泊ったのですが、経営者が変わってしまっていて本の解説とは大違い。天候も宿もついていないと、ガッカリでした。 |