シカゴ滞在中に出会った アメリカらしいEVENTの数々をご紹介します。
アメリカンの季節感は、自然現象などの移ろいよりも、この様なEVENTによって感じているのではないか・・・と言っても過言ではないような気がします。そして民族ごとにお祭りがあり、観客の人種その構成もevent毎に異なるのも特徴でしょうか。
そして野次馬根性旺盛の私はと言えば、自分自身がEVENTを楽しむ以上に、乗りの良いアメリカン達がフィーバーする姿を観て、これぞアメリカ!と興奮するのがいつものパターンでした。
Winter Delight
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Blues Festival
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アメリカのsummer vacationは5月末のMemorial Dayの連休に始まり九 月始めのLabor Dayに終わります。 ブルースの本場シカゴで夏休みの開幕を告げるのはMemorial Dayの連 休にグラント・パークで行われるブルース・フェスティヴァルです。会場のあ ちこちに特設のステージが設けられ(左の写真は常設のメイン・ステージで 歌うブルースの女王ココ)また食べもの屋のテントが並び(写真右)凄い人 出で賑わいます。老若男女・白も黒も(やはり黒人の観客の割合が高かっ たようです)音楽に合わせて歌い踊り出すのは当然、ノリの悪い日本人 は、ただただ呆気にとられキョロキョロするばかり・・・。 |
Air Show | |||||||||
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シカゴの夏の最後を飾る大イベントAir Showです。毎年8月半ばの週末にNorth Av. Beach(Downtownの北1`程のところに有るミシガン湖畔のBeach)を舞台に催されます。この2日間はNorth Av. Beachが座るところも無いほど人で埋め尽くされるのは勿論のこと(写真1・2の如く)観覧可能な範囲にあるミシガン湖畔は人・人・人で埋め尽くされ、ミシガン湖には格段に多い数のヨット(写真4)が出ています。予行演習が行われる前日の金曜日からの3日間は、飛行機の爆音が聞こえて来ると居ても立ってもいられず、私は毎日湖畔に出て見とれていました。 1・2 は2002年のものです。1は最新鋭機のブルー・インパルスの編隊(曲芸?)飛行。 当たり前の事ですが、超音速で飛ぶ戦闘機は、音が聞こえてからその方角を見たのでは、機体は見えない事を実体験しました。エアー・ショーのフィナーレを飾ったこの飛行に観客は大きくどよめき、興奮!イラク戦開戦か・・・?が微妙だったこの時期、この飛行は観ているアメリカンの士気を鼓舞しているような気がしました。 その隣は垂直離着陸戦闘機ハリアー。この小型戦闘機は早く飛ぶだけでなく、空中で静止も出来ますとの実演です。 3,4 は住んでいたアパートの屋上から撮影したものです。North Av. Beachとは4キロ程離れていたのですが、建物の間を縫うように、またミシガン湖上を飛行して、会場のBeachに向かう戦闘機を観るのも面白いものです。 イベントの時の交通整理は騎馬警官と言うのがお決まりのようです。お洒落ですが馬糞が臭い!のが難点で・・・。(5) |
Venetian Night | ||||
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8月後半に開催されるヴェネチア人のお祭りです。Grant Parkでのミュー ジック・フェスティバル(上段の2枚の写真)と、その夕は直ぐ隣にある Monroe Harborで花火が打ち上げられます。ホールの椅子に座るのも良 し、しかし広い芝生の上にカーペットを敷いたり、テーブルと椅子を持ち込ん でお弁当を広げるのが、アメリカン・スタイルです。 下段左の写真は花火のために場所取りをしている人々。一体何時から待 っているのか?こうやって花火を待ちながら食べたり飲んだり・・も、彼らに とっては楽しみの一つのようですが、一寸待ちくたびれている様にも見えま した。 |
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Columbus Day | ||
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10月第2月曜日、イタリア人のお祭りです Columbus Dr.のパレードを観に行きました。2001年、私にとってはアメリカの イヴェント初参加!と張り切って行ったのですが、テロの影響があったのか、 期待したほどではなくちょっとガッカリした記憶があります。でも、アメリカの パレードはイリノイ州内のたくさんの高校のブラスバンドが参加していて、各 校ともなかなかみせるので、プロフェッショナルだと、感心しました。 |
Chicago Marathon | ||||
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10月の第2日曜日、シカゴ・マラソンが開催されます。アップダウンが全く 無いシカゴですので、記録が更新される事が多いので有名な大会です。 まだ10月初旬ですが朝の気温は5℃位しかなく、コ−ト等を着込んで観戦 しました。 downtownにあるNavy Pierをスタートした選手達はLincoln Parkを北上 し、私が住んでいたアパートの角を曲がって西に向かいます。2001年 在 住最初の年は、招待選手がアッと言う間に過ぎ去った後(左)、寒い!寒 い!とブツブツ言いながらアパートの玄関を入っていったら、ドア・マンに 「これからが面白いのになぜ帰ってきたの?」と言われ、「ハァ何で???」と 首を傾げましたが、直ぐにその訳が分かりました。次から次へと走ってくる 一般参加のランナーたちと 彼等を応援する人たちがどんどん増えて、そ の奇声で沿道は埋もれます。全てにおいて参加型と言うのがいかにもアメ リカ的だと、感心しました。隣で観戦していたお母さんと子供達、「この子 たちの伯父さんがあそこを走っているのよ!」と誇らしげに話しかけてきた のも、人懐こいアメリカンらしいなぁと思える出来事でした。 |
TALL SHIPS CHICAGO 2003 | ||||
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Tall Shipに乗ってヨーロッパから海を渡ってきてこの地を開拓した先祖を誇 りにしているアメリカンにとって、Tall Shipには特別な思い入れがあるようで す。この催しは2年に1度くらいの割合で開催されます。 Cleveland,OH.(エリー湖)を7月9日にスタートした約30艘のTall Shipsは、 途中レースをしながら航行し、ヒューロン湖経由でChicago、IL..には7月30 日から8月4日まで寄港しました。Sarnia,Ontario,Canada(スペリオル湖)に8 月21日にゴールです。改めて地図を見たら、5大湖は運河などで繋がってい るのですね。 1はイヴェントのたびにはdowntownにいつもはためくお洒落な旗と、赤い CHICAGOの文字はシカゴ劇場の看板です。2・3はNavy Pierに係留された Tall Shipで、スタッフは帆を畳んで仕舞っています。また、シカゴ川沿いに係 留されていたtall shipは乗船可能(有料)で、中を見学できました(4)。 |
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