花木

 狭い庭にゴチャゴチャと植えられている我が家の木々。引っ越して来た時に植えた小さな苗木、また鳥が落とした種から芽が出たものまで、大きく育ちました。植木屋さんが呆れて 木の数を減らせ とか 枝を短く切るように とか言いますが、頑として言う事を聞かない主人。お陰で風通しも日当たりもますます悪くなる一方です。
 でも木があると、花が咲いたり・鳥が来たり・・・と、季節の変化が一層楽しめます。我が家の木々の一部ですが、同じ仲間で纏め、花の季節の順を出来るだけ追って、ここに紹介します。


 TOP  山野草 春  洋花  花木
         クリスマスローズ と
薔薇
 グリーン・カーテン と
野菜
     秋・冬    

 バラ科の仲間
 我が庭のmain tree 豊後梅です。白梅に近い薄いピンク色の花をつけます.。杏と白梅の交配種だそうです。風もないのに花びらが散るのは何故?と不思議に思っていたら、小鳥が蜜を吸いに来ているのです。左の写真で蜜を吸っているのはメジロです。
花は遅咲きなので、従って実が生るのも遅いです。殆ど糖分控えめでリカーに漬けて梅酒になります。

 ↓他にも2本小さく刈り込んだ梅 源平咲きと紅梅 計3本の梅の木があります。

 思いのまま
 花が源平(紅白)に咲きます。思いのままに規則性もなく咲くので、この名が付いたのでしょうか?
 同じ枝に色の異なる花がつくのは他の植物にもありますが,これは一般的には「キメラ」と呼ばれます。同じ植物体に遺伝子の異なる細胞が混じっているのでこのようなことになるそうです。
鹿児島紅     ボケ 木瓜
ユキヤナギ 雪柳
 枝が長く伸びないと花が咲かないのですが、暮れに植木屋さんに枝を切られてしまうので、滅多に咲いたことがありません。公園などで真っ白に咲いているのを見ると羨ましくなります。
          シモツケ 下野→ 
 下野の国(栃木県)に多い事からこの名前が付いたそうです。梅雨の前の時期に鮮やかな花を咲かせます。
 旭山桜
 我が家に居ながらにしてお花見が出来たら良いなぁ…と思い、昨年買った小さな小さな山桜の木。房咲きになっていたので、小さいながらもボリューム感満点だったのですが、今年は花つきがいまいち少なくて、葉と競合しています。↓は記念すべき一番花です。          


                                                    
ジンチョウゲ科の仲間   ジンチョウゲ 沈丁花
 
春先に良い香りのする花を咲かせます。ピンク系の花の方が一般的ですが、近年真っ白い花も売り出されました。根元にパンジーを植えてみたところお似合い!なのが自慢

 長寿桜 改め フジモドキ(藤擬き)
別名;サツマフジ(薩摩藤),チョウジザクラ(丁字桜)
 「長寿桜と名前が付いて売っていたので、縁起物と思って買いました。しかし花弁が4枚しかないので、本当に桜の仲間かどうか?です」と言うのが最初にHPに載せた時のコメントです。
 近所のホームセンターで「丁子桜」の名で売られていたのをみつけ、早速調べてみたところ、ジンチョウゲ科と分かり納得です。「丁子桜」の音を捩って「長寿桜」と名付けた様です。その商魂の逞しさに、少々興醒めしてしまいました。
 春、葉が出る前に香り春の強い薄紫色の花をたくさんつけます。ただし,花は有毒だそうです。中国原産で江戸時代初期に渡来したということで,漢方では花や根を利尿薬として使うそうです。



 ツツジ科の仲間 
 我が家の庭には「花一つだに咲かなきぞ哀しき」花木が多くありますが、何が植物にとって良かったのか?2008年の春は例年よりも花つきの良いものが多く、目を楽しませてくれました。
 そのうちの一つ↓はです。ツツジ科の植物は、葉が見えないほどに表面を花が覆っているのをよく見かけますので、この程度で咲いた!咲いた!と報告するのも恥ずかしいのですが、我が家にとってはこれで 満開!なのです。ツツジとサツキはよく似ていて見分けがつきません。サツキはツツジよりも3週間位遅れて咲き、花が小ぶりかな?と思っています。

アシビ 馬酔木

ツツジ 躑躅

サツキ 皐月


 バイカウツギ 梅花空木
          (ユキノシタ科)

 春、可愛い真っ白い花をたくさんつけます。我が家の庭で一番好きな木です。
 この仲間は茎の中が空なので空木と書きウツギと呼ばれます。その空の部分に神が宿っていると言われる神聖な木です。

 この仲間に花びらが細い長いウツギと言う植物がありますが、別名は♪卯の花の匂う垣根に...♪という,あのウノハナ(卯の花)です。


ミズキ科の仲間
 
この2つが同じ仲間だと分かり、驚きでした。色は白と黄色で違いますが花の形が似ている様な気がします。
←アオキ 青木
 
1年中青々しているので青木なのだそうです。鳥が落とした種が発芽しました。
     サンシュユ 山茱萸
別名 ハルコガネバナ(春黄金花),アキサンゴ(秋珊瑚)で、、当に名は体を表していす。ただ我が家の木は花も滅多に見られず、実は付けたことが無く、珊瑚のような実を見てみたいと切望しています。



 
ウグイスカグラ 鶯神楽
               (スイカズラ科)

 もともと関東地方の雑木林に自生している植物で、大きさ5ミリ程度の細長い花が枝先にパラパラと咲き地味な低木です。
 そしてこんな可愛い実も付きます。


 ボタン 牡丹 (キンポウゲ科)
 立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花 と艶やかな女性を花に例えて言いますが、なるほど納得の名言 艶やか!と言う表現がピッタリの花ですね。しかし皮肉なもので、何故か我が家で牡丹の花が咲くと、雨が降ると言うジンクスがあります。時には傘を立てて花を守ったりもします。
 ある日ふわふわの花びらが何重にも重なって寝心地が良いのか?虫がズーッとお昼寝。最高級のお布団です。 


 グミ 茱萸・胡頽子 (グミ科)  実が色付くと同時に鳥が寄ってきて、すぐに無くなります。


 クチナシ 梔子 (アカネ科)

 良い匂いがする花です。オレンジ色の実は、食品の黄色い着色料として利用されます。お正月のキントンはこの実で色付けする代表的なものです。


 アオイ科の仲間

フヨウ 芙蓉
            ムクゲ 槿
 どちらも鳥が落としていった種が発芽したものです。
 次々と花をつけますが、1日で萎んでしまいます。花は綺麗なのですが、お掃除が大変です。


 テカカズラ 定家蔓
        (キョウチクトウ科)

 藤原定家にちなんで定家蔓と命名されたこの植物、強い芳香がします。お隣との境にあるウバメガシの生垣のところに植えてありますが、つる植物ですので日当たりの良い外の方に伸びて行きます。花を家から見たい人間の都合で日陰の内側に引き入れられ、でもまた頑張って外に伸びて行く、人間と植物の競争です。


 ルリマツリ 瑠璃茉莉
         (イソマツ科)

 夏にブルーの花を涼しげに咲かせます。早いものは5月から咲くようですが、我が家では晩夏にならないと咲かないのが残念です。


 ランタナ (クマツヅラ科)
 
 七変化と言う品種だと思います。七色に変化はしませんが…。
 我が家では晩秋に花が咲き終わった頃、枝を短く刈り込む以外、全く手を掛けないのですが、毎年律儀に花をつけてくれます。上の花には蜜を集めに来た蜂がとまっています。


 柿 (カキノキ科)
 主人が美味しい柿の種を撒き成長した柿の木です。桃栗3年柿8年と言いますが、猿蟹合戦の猿の如くせっせと肥料を撒いたので、5年で実を付けるようになりました。が、実生ですので当然渋柿で、毎年せっせと皮を剥き、柿を干すのは柿が嫌いな私の仕事です。でもとても美味しい干し柿だそうで、喜んで食べてくれる友人たちを思い出しながらの干し柿作りは楽しみの一つです。


 サンショウ山椒 (ミカン科)
 毎年、旬を強く意識させてくれるので、我が家の自慢の木の一つです。若芽は木の芽和えなどで大活躍、季節感が薄くなりつつある昨今、旬の新もの同士って本当に相性が良いと言う事をつくづく実感出来ます。
 実は大きくなるのを待って(あまり待ち過ぎると鳥の餌になってしまいます)新もののチリメンと炊き合わせ、友人達にも配ります。
 ところで、山椒の木は雄雌別なのでしょうか?実が成らないと言う話を聞くのですが…。



 万両・千両・百両・十両  

             2009年12月
 百両 カラタチバナ 
                (やぶこうじ科)


 近くのホームセンターで百両の鉢を見いつけ、これで十両から万両まで全て揃った!と大喜びで買って来ました。尤も縁起物が揃っただけで、我が家がRICHになれた訳ではありませんが、年末年始の庭に彩りを添えてくれます。右の写真は6月に咲いた百両の花です。  
 万両と十両 ヤブコウジ科

 十両は藪柑子の別名です。藪柑子は変異しやすく、江戸時代に珍しい株を収集するのが流行し、高値(十両)で取引された事からこの別名が付いたと聞いた事があります。
 千両・万両とアリドオシ(蟻通 別名 一両 アカネ科)は、「千両・万両 有り通し(金は,千両も万両も一年中あるよ!)」との語呂合わせで,正月の縁起物として生け花に使われるのだそうです。
 またカラタチバナ 唐橘 (ヤブコウジ科)は、別名 百両 と呼ばれています。一から万まで全部揃っているんですね。一両と百両は見た事が無いので驚きです。
                                           
斑入り十両
 ↓万両各種 白実と大実の万両の種は鳥が落として行ってくれました。
赤実・白実万両 大実万両 万両の花
 センリョウ 千両  (センリョウ科)

 赤実の千両は一般的な千両です。黄実の千両は鳥が撒いて行ってくれた種から発芽したものです。
            斑入り千両 →
         園芸店で苗を買いました。
           多分赤実だと思います。


 ナンテン 南天 
         (メギ科)
 南天は不浄を清めるということで,縁起物の木です。我が家では鬼門(北東)と裏鬼門(南西)の方角に鉢植えを置いています。また,料理の飾り、特にお赤飯を買うと、南天の葉をあしらってある事があります。南天箸も食あたりを防ぎ,長寿を祈願するということで好まれるようです。南天も鳥が種をたくさん撒いてくれるので、庭のあちこちから芽を出します。


 クロガネモチ (モチノキ科)

赤い実が生ります。

落葉常緑樹?枯れたのかと心配しました。


 ツバキ科の仲間
 ツバキ 椿

 左は肥後椿。
 中央は我が家オリジナルの椿で、多分肥後椿の子供です。色白で、花びらの数も少なく楚々とした感じがする花が気に入っています。ただ、花芽が付いてから開花までもの凄く時間が掛かり、時にはとうとう咲かないまま夏が来てしまうこともあるのが残念です。
サザンカ 山茶花
この花が咲くと、♪サザンカ サザンカ 咲いた道 焚き火だ焚き火だ落ち葉焚き♪ と言う童謡を口ずさむのが、年中行事です。都市部では焚き火も出来ないご時勢です。

       ヒメシャラ 姫沙羅 →
 夏咲きです。これよりお大きな花が咲く沙羅の木は、夏椿とも呼ばれています。梅雨明けに爽やかな白い花をつけ、また木の肌がツルッとして綺麗なところも人気の一因でしょうか。



            2008年12月
 豆金柑 別名 金豆キンズ
               ミカン科
 2007年に川崎大師に初詣に行った帰り道、参道の山野草のお店で直径1cmほどの小さな金柑の実がたくさん生っていて可愛かったのが気に入って購入しました。我が家に来て約2年晩夏には花も咲いて待望の実がなりました。が、一度にたくさんは実らず、と言うのも熟した途端に鳥の餌になってしまうからです。
 金豆と言う別名は、黄色く熟した果実を金の豆に見立て縁起をかついだ事に由来するそうです。        



          2008年12月
ユリオプス・デージー

            キク科

 花の少ない冬に明るい黄色い花をたくさん咲かせます。花が多く咲くので種が飛び散り、あちらこちらから芽が出てくるのはちょっと困りますが…。
 デージーと言えば多年草の雛菊を連想しますが、これは草ではなく低木で、直径10cm位の太い幹のユリオプス・デージーを見た事もあります。
           





 勝手に、二種類の植物をクリスマス関連と位置付けて
一緒にご紹介します。 
  コニファー

 コニファーとは「針葉樹の中で葉色や樹形が美しく、園芸的に鑑賞性をもつ植物」の総称だそうで、マツ科とヒノキ科に属するものがあります。
 我が家では玄関前に置いてあるコニファーに、12月になるとオーナメントを飾るので、クリスマス・ツリーのような存在です。
 ポインセチア
 (トウダイグサ科)

 赤い花びらのように見えるのは苞です。花は苞の付け根の所にある1cm位の球状のものです。苞は萼の外側に存在する普通葉とは形態の異なる葉の事です。萼は必ず1つの花を包みますが、苞は複数の花をまとめて包むものもあり、ポインセチアはこの1例です。
 ポインセチアは短日植物なので、クリスマスに間に合うように苞を赤くするには、9月から13時間以上射光するのですが、なかなかプロのようには上手くいかず、4月になってから一部が赤くなっただけでした。


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