porcelain top  洋 風 2  洋 風 1 
Meissen風 へ Christmas goods へ
和 風1  有田と九谷 

 
                    2021年6月
 桔梗と吾亦紅 

 東京芸術大学美術館で、「柴田是伸の植物図」を購入しました
 柴田是伸(1807年〜1891年)は、江戸末期から明治中期にかけて活躍した漆工家・絵師・日本画家で、多くの名作を残しました。この本は、東京芸術大学が所蔵する柴田是伸の作品のうち、植物図をモチーフとした図が載っていて、三つの部分〜昭和20年に戦禍で焼失した明治宮殿内の千種之間と呼ばれた広間の天井画の下絵と、桜華百色・写生帖〜から成っています。以前から柴田是伸の千種之間の天井画に興味を持って居て、是非本を手に入れたいと思っていたので、この本をみつけた時の喜びは凄く大きかったです
 早速「桔梗と吾亦紅」の図を描きました。葉っぱの数が多くて訳が分からなくなりましたが、何とか完成!バックの金彩は、格天井の雰囲気が出たら良いな〜ぁ!と思って。このシリーズ、他にも何枚か描きたいと計画中です



 
                        2021年5月

 

 今更ですが、今年の干支は丑です。アメリカ在住の友人が還暦を迎える事を遅ればせながら知り、何か記念に…と思い、このデザインを思い出して描きました。2枚あるのは、まだネズミの絵皿が飾ったままの母の分です。
 友人は日本人です。やっぱり日本人は富士山ね!と言うのと、これからも日の出の如く活躍して欲しいという気持ちを込めました。
 早速贈ります!

 
                          2021年3月
 黒鶇に木瓜・山桜

 赤坂迎賓館の花鳥の間の壁に掛けられている七宝画を元に、月子先生がイメージを膨らませて描かれた陶板画を数点、2年前の作品展に出展されました。そのうちの1点を模写した作品です。
 七宝画は、明治中期に世界万国博覧会で注目を集め、
貴重で高価な作品の殆どは海外に輸出され、現在は散逸してしまっています。が、迎賓館赤坂離宮花鳥の間には、濤川惣助の花鳥の七宝30面が揃っていて、かつ渡辺省亭の原画も東京国立博物館に30点揃って残っています

 初めて迎賓館の花鳥の間を訪れて七宝画を観た時の感激は筆舌尽くしがたく、ずっとこの部屋にいて眺めて居たい!時の流れを止めたい!と思ったほどでした。帰りに売店で「七宝の美」を販売しているのをみつけて即購入。月子先生に話した所、先生も観覧されて同じ感想を持たれたそうで…。そしてこの陶板画の作成へと導かれました。
 この絵でどこが一番気に入っている?と訊かれたら、左下の遠景の木の辺り…左側からライトを当てると幻想的に見えるんです。鶇はそこそこか描けたかな?木瓜や桜の花や葉っぱ等、相変わらず細かい作業になると自分の手に負えなくなってしまって(._.)全体を上手く纏めて頂きました、感謝!
 そして月子先生の真似して額装、陶板のままで観るより随分グレードアップしました(*^^)vこんなに変わるんだと、まるで魔法にかかったみたい(^_-)-☆額縁屋さんにも感謝です


 
                         2021年3月
 赤絵のフリーカップ
 
 横9列・縦4列、計36舛 ぼこぼこののフリ―カップです。この舛をどう使うか?洋風で小花を散す?和風・赤絵??と迷ったのですが、結局赤絵にしようと決め…。9×4=36舛なので、12種類の模様を3回繰り返そうと決めました
。狭いスペースに描ける12種類の和模様を選ぶのが大変でしたが、何とか・・・。拡大すると酷い筆遣い(だけれど、遠目で見ればOK(笑)
でも面白いカップが出来ました!

 
                  2021年3月
 花詰のデミタスカップと
   シュガーポット・ミルクピッチャー


 九谷焼のデザインの「花詰」です。月子先生が描かれたのを真似して、描いたのは数年前なのですが、最後の金彩をし忘れている個所があり、描き足さなきゃ!と思ったものの、この部分だけの為に金を出すのは面倒なので、仕舞い込んだまま記憶が薄れ…(._.)。今回陶板に金彩をする際にようやく思い出して、ついでの作業で完成しました(^^)/。
 完成に漕ぎ付けるまで何回焼成を重ねたか?すっかり忘れてしまいましたが、花をライン書き→彩色→地を黒で埋める→金彩 と数段階の手間が掛っている事だけは確かです。
 九谷焼のゴージャスなイメージが出ているでしょうか?

 
                    2021年2月

 瓢箪から駒と波千鳥の鉢 
 
 ポーセリンのお教室で一緒に筆を動かす機会が多い友人が以前に描いた「瓢箪から駒」と「波千鳥」私好みのデザインです。前に「瓢箪から駒」の方はお皿に描いたのですが、「波千鳥」の方は描くチャンスがなくいずれ…と思いながら時が過ぎて行きました。また白磁の有田焼の鉢も、同様に数年前から手元にあり…。急にこの2つが結びつき制作に入りました。
 多分鉢の底に柄がある事はイレギュラーだと思いますが、私は単純に「波千鳥」が描きたかっったのです。で、鉢の外側をどうするのか?全く考えずに、取り敢えず内側だけを描いた相変わらずの無計画さ@私!
 焼成して頂いた後、やはり外側も描いた方が良いと言う話になり…散々考えた挙句、「瓢箪から駒」にしようと思いつきました。最初から計画的に両方を結び付けて描くべきだったと思っても後の祭りでした。気になっているのは、内側手前の波の部分〜ネット検索して浴衣の柄を持って来たのですが、なんかやっぱりここだけ雰囲気が違うような気がして、今更ですが…。
 でも、兎に角この2つのデザインが乗っているこの鉢は、大いに気に入っています(*^^)v


  
                         2021年1月

 愛でた尽くし 松竹梅と鶴亀

 再び緊急事態宣言が発出されました。でも今回は、色々な施設も感染対策をしながら営業している中での自粛生活なので、行動範が多少狭くなるものの余り普段の生活と変わりないかな〜ぁ!と言う感じです。ポーセリンのお稽古も、人数を絞って続けて下さっているので、有難く通わせて頂いています。
 と言う訳で、ステイホームで時間もあるから、数点自宅学習しました
 左のお皿は、雑誌に載っていた紅型の額のデザインをうつした物です。縁起物が好きな私好み!亀の頭と手足の部分がハッキリせず、どこがどうなっているんだか(?_?)状態で、解明するのに苦労しましたが、後は単色なので描きやすいデザインでした。ただ、絵の具の練り方が不完全でザラザラの仕上がりになってしまって(._.)相変わらず初歩的なミスを繰り返す‘私です
 

 
   
                         2021年1月
 アザミ

 美術館で買った絵葉書を元に描きました。
花の部分に特徴があり
〜和絵の具を盛って乾かした所を、串で抜いて行き
細長い花びらを作ります
 2枚同じ絵を描いたはずなのに
微妙どころか結構ずれているのは
如何にもアバウトな私らしい(笑)
 2枚描いたのは、1枚は一緒に美術館に行った友人へ
プレゼントするつもりだからですが…
今年は以前のように美術館に行けたら良いな〜ぁ!
 

 
 
                  2021年1月 
 彼岸花

 版画集に載っていた彼岸花です
ポーセリンで彼岸花を描くことは滅多にないと思って
油性と水生の絵の具を組み合わせて使い、
挑戦してみました
 最初中央部分を、彼岸花を描く下地として
ベージュ色(のはず)を塗って作ったのです
絵の具の色が殆ど白に近くて何の効果もなく(._.)
月子先生の発案で絵を描いた後で
最後に茶系の色で四隅をパディングしました
これが、下地が均一なベージュであるよりも
凄く効果的で(*^^)v
失敗は成功の基!と言うけれど
成功に転じるアイディアがなければ成功には至らない
成功に導いて下さった月子先生に感謝!です

 
                      2020年1月
 雪の結晶

 多分茶色い地を4か所円形に残し、白い釉薬を上から掛けてある(?)形などが微妙に違うので、多分手捻りかも(?)一寸ホッコリ感があって好みの茶碗なのですが、ずっと食器棚の中で眠っていて…
雑誌に載っていた雪の結晶の茶碗を見て、少し描き足してみようかな〜と思って挑戦してみました
どの位が適当なのか?の頃合が難しくて、散々迷った挙句こんな感じに落ち着きました
過ぎたるも及ばざるも感覚次第なのでしょうから、答えは一つではないと思いますが…

 
                                                2020年11月 
 2021年の干支は丑です

 毎年、翌年の干支の気に入ったデザインを探すのに苦労するのですが、
今年は運良く手に入れた版画集を見てこのデザイン!と即決めました(*^^)v
題名は徳牛だそうです

 ドン!と座り込んだ牛を動かしたい牧童…
なんかコロナを追い出したいのに動かない
今の現実にも見えますが…
 牛の顔の輪郭や、角等ポイントになる部分を太く抜けば牛の姿がハッキリして良かったのに…と、
大いに反省です。
せいぜいみんなで力を合わせて綱引きして、
コロナを追い出しましょう!

 

 
                     2020年1月 
  獅子頭

 浅草の仲見世でみつけた獅子頭の楊枝立てです。
1回目の普通の絵の具で彩色した後、耳や眼・歯を金彩する予定だったのに忘れて放置。昨年中には仕上げて、お正月には十分間に合うたっぷりの時間はあったのですが、なんと言う事でしょう。
 絵の具をベッタリ塗ると言うのは難しく、大分斑になってしまいまったので、結局もう一度彩色をしたので、同時に作業できない金彩は諦めて、金色絵の具で2度目の彩色をしたのが12月になってからでした。
 年明けに焼成が済んだのを受け取り、ちょこっとだけ飾りました。また来年もお正月は来るし、これから先のお楽しみ!と言う事で(笑)

 

                  2019年2月
 干支〜亥のお皿
 
 同級生から頂いた年賀状のデザインを拝借して描いたお皿です。毎年新年を迎えるにあたって、十二支揃うまで干支を描こう!と思っているのですが、亥の気に入ったデザインがみつからず、亥のお皿は無しかな〜?と思っていた所に、みつけた可愛いデザイン。小さなウリ坊が左上にチョコンと目立たず乗っているのがポイントです。絵の部分は8.5p正方の小さな絵なのに、細かいし多色だし、想定よりも遥かに手が掛かり時間も掛かり、仕上がった時はヘトヘトでした。でも今までとは異なる雰囲気の楽しい干支のお皿が出来ました!
 

                 2018年12月
 赤絵の小鉢

 月子先生が豆皿に描かれた赤絵のデザインを小鉢に応用しようと企画。内側の底には線描き外側にはお魚を配して…と考えたまでは良かったのですが、技術が全く伴わず(._.)
 まず内側の底に描く線描きのデザインをどれにしようかと散々迷い「麻の葉」と「花車」に決定!が、間違えては消して書き直し…をしていたら、線は曲がるは!オイルが滲んむは!で〜涙〜でしたが、マ!イッカ!細かいから見えないことにしておこう…と、持ち前のいい加減さで気を取り直して、お稽古へ
 ここからが更に大変でした!縁飾り(大分デザインを端折ったのに)6ヶ所とお魚3匹描くだけなのに大苦戦。月子先生のお皿のお魚は可愛くてピチピチ活きが良いのに、私のはイタチ顔の魚が市場の床に転がっているという感じかしら。苦手意識が強くて、つい筆がもたもたするのがいけないのかしら?それでも何とか手伝い頂いて、と言うより大分直して頂いて仕上がりました。ありがとうございました!

                    2018年1月
 京焼

  3年前に1枚(中央)だけ描いた京焼シリーズ、
残り4枚を仕上げました。
京焼は、皇室関連の作品なので、上品な味わいがあっ
て、しかもゴージャスでもあり、本当に大好きです。

このシリーズの原作は、お漬物のお皿だというのです
から驚きですね!普段皇室の方々がお使いになってい
らっしゃる食器を拝見してみたいものです



                        2015年1月
 京焼
 昨年、宮内庁三の丸尚蔵館で催された
「佳麗なる近代京焼ー
            有栖川宮家伝来、幹山伝七の逸品」
を観て、感激しました。
 幹山伝七(1821〜90)は維新後に積極的に西洋顔料を取り入れるなど、都の雅な文化を象徴する焼き物として知られた京焼に新風を吹き込んだ職人です。器の精巧さと絵付けの細かさ、いずれも国内外で高い評価を得ています。作品には写実的で色鮮やかな四季の草花が描かれている事から、和製フローラダニカとも称される作品の数々を遺しました。
 尚蔵館で公開された和食器一式は、有栖川宮家から高松宮家へと伝えられ、宮内庁に遺贈された物です。展示品は、お茶碗や徳利・お皿など全部で594点。お皿には漬物皿・膾皿もあり、こんな贅沢な絵付けが施されたお皿で食すお漬物は、どんなお味だったのでしょう?と、庶民には想像できない世界です。
 このお皿は、月子先生がこれらの京焼を参考にデザインされたものです。絵が細かくてなかなか大変でしたが、それだけに仕上がった時の満足度は高く、自分の技術は棚にあげても6枚シリーズ全部描きたいと意欲だけは満開!
 


 

                                                     2017年11月  
 貝雛
 2組の貝雛を描きました。1組は3番目の孫汐里の初節句のお祝いに!1組は自分様です。
デザインは、雅な雰囲気が出せたら良いなぁ…と思って、月子先生が描かれた「京焼」のお皿を応用しました。左側上下が本体・右側上下が蓋・上段左右が内側で、下段左右は外側です。ガラスの小さなお雛様をセットして、プレゼントします(*^^)v


                                                                    2017年10月
 お食い初め                                                                                 三番目の孫が8月に誕生しました。上の二人の孫と同じ様にお食い初めの食器を贈ろうと、ご飯茶碗を描きました。デザインは酉年だから縁起の良い千鳥を家族5人分5羽飛ばし、汐里の名に因んで茶碗の下に汐と高台に青海波を描きました。縁起ものと、謂れが好きな私の好みで、自分なりに受けています。
 
上手くは描けなかったけど、健やかな成長を祈る心を一杯!一杯!籠めたお茶碗、汐里の元に届けます。

                  2017年7月
 久谷花詰め
 通り掛りにみつけて衝動買いした高さ7p程の
小さなフラスコ型の花瓶です。
我が家に有る九谷焼の花瓶の花詰めの柄を真似
して絵付けをしました。花詰めの柄は、花の種類
や色等バラエティーに富んでいて大好きなデザイ
ンなのですが、細かい作業が下手な私には向い
ていないです。

けれど描いていて楽しいのが一番!だと思ってチ
ャレンジしました。口の部分は、青海波を描きま
した。これまた不揃いですが、良しとしましょう!


                             2017年5月
  フリーカップ

  青磁色の茶碗に、九谷焼の福田先生が描かれたお皿の縁飾りをアレンジして描きました。6月生まれの同級生へのバースディ・プレゼントにする為に、花を紫陽花(のつもり)に変えて…。日本茶の湯飲み茶碗と思ったけど、結構サイズが大きいので、ハーブティーなど飲むフリーカップとして使う方が良いかも…。喜んで貰えたら良いな!


                2017年2月

 松竹梅の蓋物

 青磁の色の蓋物に応用したいデザインの暖簾の写真を、通販カタログでみつけて有頂天!早速利用させて頂きました。
 本体の下方は松〜水性絵具で松葉と松の実を描いた後、油性の絵の具でパディング、フンワリ緑色に染めて、松の緑を表現しました。上方は、縁の周囲に竹の葉っぱだけ描きました
 蓋は、段を利用して竹を描きたかったのですが、難しくて私の技術ではとても及ばず…。結局葉っぱだけで終わり。持ち手の中に梅を一輪描き、裏に一枝添えました。
 焼成1回でせっかちに仕上げたので、あちこち触ったりなどして、汚れていたり・削れていたり…思う様な出来ではないのですが、でも面白い器になったと思っています。

 


 
                  2017年1月
 母へのプレゼント

 母「たけ」は、
今年年女で2月に84歳の誕生日を迎えます。
 そこでバースディ・プレゼントに、こんな2枚
のお皿を用意しました。

カタログショッピングに載っていた暖簾から応

デザインが気に入っているので、自分的には
受けているのですが、如何なものでしょうか
…?

 鳥の方、中心部の紅をもっとしっかり塗って
外側は控えめにすればメリハリ付いたのに…
と反省中。

和絵具は焼き上がってみないと分からない部
分が多くて難しいです。

竹の方は私の技量ではまずまずの出来か
な!と満足しています。

どちらも周囲は、絵の具を塗った上から丸め
たラップを使ってポンポン(パディング)して濃
淡のある柄にしました。

 母が喜んでくれます様に!
 



   


                      2016年12月
 イチジク

 ちょっと変わった形をした長径20p余りの鉢(?)を
また衝動買い、月子先生デザインのイチジクを描きました
ボツボツと光った釉薬が使用されているので、もしかしたら
絵の具と反応するかも知れない…と、焼き上がりが一寸
不安でしたが、無事に焼き上がりました(*^^)v

中央のデザインのイチジクは直ぐに決まったものの、周囲
をどうするか?迷いました。手前と向こう側の側面が立っ
て居る様な変形の鉢なので立っている2つの側面だけに
形を際立たせるように三角形を描こうかと最初は思ったの
ですが上手く嵌らず、結局オーソドックスに1周する事に…
仕上がってみたら、あまり奇をてらうよりも、これで良かっ
たんだと思っています。

 煮物や煮魚などを盛るのに、結構使い易い大きさと形で
すので、テーブルの上への出番が頻繁にありそうです
 

 
                      2016年12月
 梅の湯飲み

 
九谷焼の伝統工芸士の福田先生の奥様が描かれた茶碗
を見て温かいぬくもりを感じ、こんな茶碗が出来たら良いな
〜ァと憧れて描いたのですが…。技術がないので当然憧れ
は憧れに過ぎず…と言う所です。

 まず見本は同じ大きさの梅が万遍なく詰めて描かれいま
したが、出来もせず。梅の縁を描く第一段階で絵の具があち
こち飛んでしまって、碌にお掃除も行き届かず穢いまま…
と、イマイチの結果ではある物の、和絵具のお蔭で、ホッコ
リした感触でから温もりが伝わります


                   2016年11月
  もみじの茶碗

 小鉢としてお惣菜を盛るのにも使える様な大きさの茶碗です。友人から写真の様な着物を利用して作ったスカーフを頂きました。感謝の気持ちを贈りたいと、スカーフの一部の柄を茶椀に移し描きました(*^^)v これが思いがけないサプライズになり、大層喜んで貰えました。ポーセリンを習って、こんな風に感謝の気持ちを表せる作品を描いて、友人を喜ばせる事が出来る事が、私にとっては大きな喜びです!上手な絵ならもっと良いのでしょうけれど、気は心!と言う所で…


                   2016年11月
 菊の絵手紙

 伯母から写真右の様な絵手紙を頂き、これを
描いてみよう!と写したお皿です。葉書からお
皿へは、デザイン自体は写せるのですが、紙に
描くのと磁器に描くのでは、色付の仕方が同じ
様には行かず、随分雰囲気が違ってしましまし
た。それはそれでお互いに違った味が出ている
のではないでしょうか…。

 伯母に贈った所、自分の絵がこのような形で
表現されるとは思ってもみなかったそうで、大層
喜んで貰えて!思いがけない素敵なプレゼント
が出来て、本当に良かったです。


 

                        2016年9月
 柚子
 横22pのだ円形のお皿です。食器として、使い易い大きさ
だと思って買い、柚子を描きました。このデザインなら、真ん
中に有っても邪魔にならないと思って…。目論見通り大活
躍!しています。これも月子先生のデザインの6枚組のお皿
の中から一つ選びました。もう1枚あったら、柿も描きたかっ
たのですが、1枚しかない半端物だったので、残念

 和絵具を相変わらず均等に乗せられず、葉っぱや縁はツ
ルツルに仕上げたかったのに…困ったものです。尤も、柚子
の凸凹感には持って来いn拙い技術ですが(笑)

  


 
                        2016年1月
 お猿さん

 雑誌に載っていた干支のお猿さんの置物の写真を観
て、どうしても描きたくなりました。無機物は殆ど描いた事
がないので、先生頼みです、今更言うまでもなく毎度の事
ですが…。

 最初に白盛り絵具でアウトラインを描いた後、茶系と黒
の絵の具でボンヤリ彩色をして1回目の焼成。ここで何故
か?(絵具とお皿の釉薬が反応した?)絵の具が乗ってい
る部分だけ、黒い斑点が出現。期せずして良い効果が出
たみたいです。2回目の焼成は、更にメリハリ付けたり影を
付けたりして仕上げました。

 無邪気でまったりした雰囲気が癒し系で可愛い!!と気に
入っていますが、如何でしょうか?



         2015年12月  
 鶴亀

 
写真右下の半襟の日本刺繍
のデザインをアレンジして大皿
に描きました。金でアウトライン
を描き、中を微かに色付けた盛
り絵具で彩色。アウトラインが細
く描けていれば、上品な感じに
仕上がって良かったのですが、
私の技量ではこの程度が限度
と言う所です。

 そしてこの古い半襟を使い、
下に敷くマットもパッチワーク・
キルトで作りました。たまたま亀
甲の地紋が有る白生地を持って
いたので

 「鶴は千年!亀は万年!」
おめでたい組み合わせが出来
たと自己満足!

 ポーセリンとキルトのコラボが
出来て嬉しく思っています。


 

                                                        2015年10月
 上り鮎 
 再び上り鮎を、直径約30pの備前焼の片口に描きました。今年はこのデザインに凝りに凝っています。私は絵が描けないので下絵はいつも先生にお願いしていますが、絵付けは大分描き慣れて来たので手早く描ける様になり、鮎が活き活き泳ぐようになって来た様な気がしています…自画自賛ですが(^.^)v
 今秋も東京都美術館で開催される「玉響会展」に参加。この上り鮎の図案の大皿と水差しを出品しました


 


                   2015年8月
 めだか                    
 白楽の抹茶の夏茶碗に、メダカを描きました。
食器として使うので、薄めで目立たない様に、描
いたせいもあって、写真が上手く撮れず〜特に外
側〜何かハッキリしませんが…。茶碗の肌の凹
凸を利用して、水の流れも描きました。 

 和え物や、一人前の生野菜サラダなどを盛る
のにお手頃な大きさの器です。夏に限らず使いた
いと思っています。

 
                                     2015年8月
 上り鮎
 
 再び備前焼系の器を3種類入手し、3回目の上り鮎をに挑戦です。
どれも1回で焼成するので、せっかちな私には向いていると思うのですが、水性と油性の両方のペイン
ティングオイルを使って色を重ねて行くので、下手をすると細かな部分〜目やえらなどが潰れてしまっ
たりして、技術は追いつきません。

兎に角この図案が好きです!とは言っても自分で下絵が描けないので、全て先生頼みなのですが
…。

前よりは一歩進んで、上り鮎らしい勢いの良さが出ていると良いのですが、如何なものでしょうか?

 急須                                           
  
           

 

 水差し        

 茶碗

                     2015年5月
 くじら

 カタログで見たぐい飲みに描かれていたクジラ、描いてみたいな〜ぁと思って居た所、幼稚園児の孫のクラスがくじら組さん!と聞き、湯飲み茶わんに描いてプレゼントしました。
 正面がぐい飲みのデザイン、裏が子供向けの食器のデザイン、この二つが同居するのは、全体としてはちょっと不釣り合いな気がしますが、親子くじらと言う事で…

 
                   2015年5月 
 甲午の唐子

 1年遅れの還暦記念に、初めての唐子を描きま
した。

実家を整理している最中に出て来た手ぬぐいの
デザインを、かねてから合うデザインが無くて不
良在庫となっていたお皿に写しました。手ぬぐい
にはかのえ午(1990年)と書かれているので、4
半世紀も前の物ですが、どちらも日の目を見て良
かったです。お皿もかなり細長いのですが、手ぬ
ぐいのデザイン方が更に長くて、バランスを気にし
ながらちょっと詰めました。手ぬぐいでは、前方が
かなり空いているので、ゴールまで遠い感じがす
るし、後ろから追いかけてくる子供も一生懸命な
感じですが、お皿の方は何かノンビリムードかし
ら?

 和絵具は焼成すると色が変化するので予測が
難しく、自分の抱いていたイメージよりも少し濃く
なってしまいましたが、還暦の赤!はこんな色か
な?

 

                         2015年4月
 出世鯉
 出世鯉に桃太郎が乗っている、愛称 桃ちゃん
です

端午の節句のお飾りですが、白磁から描いたの
ではなく、彩色してあった上に金彩を足したり、口
に一文字「福」を書いたり、名前や生年月日を入
れたりしました。可愛く勇ましくなったかな!?

 健やかな成長を祈って贈りました

                                                       2015年2月
 上り鮎
 備前焼の蓋つきの湯飲み茶碗をみつけて、再び上り鮎に挑戦しようと即購入。最初に描いた一輪挿しよりは勢いよく鮎が遡上している様に自由に泳ぎ回っている描けているでしょうか?蓋の上にも跳ね上がった鮎もいます。大好きな上り鮎の図案で、自慢の一作です。
                                                     

 
                   2015年3月
 すずめ

 九谷焼の人気作家 中村陶志人先生の福良雀
(ふっくらすずめ)が可愛くて、どうしても描きたく
なりました。

 描くに当たって良く良く写真を見た所、雀の顔っ
て難しくて、目がどこにあるのやら?本当の目は
殆ど白目が無くて茶色や黒の毛に覆われ、頬の
部分の黒い斑点のほうがパッチリお目目に見え
ます。私はここが目です!と、白く抜きましたが、
もっと細い方が良かったみたい

 左側の雀 私=お祖母ちゃん が、右側の2羽
の雀=二人の孫をニコニコ見守っている…そんな
構図のつもりです。

 実はこのお皿、大分前に何かを描こうと思って
買ったのか…? 記憶になく、おにぎりみたい!と
言われながら不良在庫になっていた代物です。
雀さんのお蔭で活かされて、良かった(*^^)v

 飾っても良いし、おにぎり乗せても良いかな?
と、両方に使えそうです。

 

伊勢型紙より
                          2015年3月
伊勢型紙
 伊勢型紙の美術展を観に行き、ポーセリンに応用で
出来ないか?と4枚の型紙を購入しました。が、さて
どの様に…と悩んで実行に移れず、お蔵入りしてから
数年経ってしまいました。

 伊勢型紙とは、和紙を加工した紙(型地紙)に彫刻刀
で文様や図柄を丹念に彫り抜き、着物の生地を染め
るのに用いるもので、千有余年の歴史を誇る伝統的
工芸品(用具)です。

 けれども、買って来た型紙は飾る為のもので、実際
に染色に使う物とは紙や加工が違うので、染色では
使えません。そこで型紙をコピーして、お皿にデザイン
を書き写して使用しました。


                            
 花菖蒲
 4枚を全部違う技法で描いてみようと思い、1枚は九
谷焼の青絵風に色付けしました。狭い所・小さい所に
ドロっとした青絵の絵の具を置いて行くのはちょっと苦
労しましたが、でも面積が広い所に塗るのよりは易し
いかも(*^^)vはっぱの濃淡が素敵に付き、遠近感が
出ていますが、これは先生が加筆して下さったので
す。ありがとうございました!


 秋草
 桔梗・撫子・萩・菊 4種類の花、これは普通の和絵
具で彩色しました。が、お皿の釉薬のせいで(?)予期
せぬ事態に!ペインティング・オイルが焼成時に滲み
出して、絵の周りが薄黒くなってしまいました。これは
やろうと思って出来る業ではないので、面白いと言え
ば面白い効果が出ているかな!?と取り敢えず思う事
にして無理矢理納得。お皿とデザインの雰囲気がピッ
タリマッチすると思っていさんで買ったお皿ですが、安
物買いの銭失いだったかも…と反省!


   

                    2015年5月
 すだれ 
 伊勢型紙を使っての作品第3弾です
 購入した4枚のうち、一番のお気に入り〜簾越し
に見える蝶々の図柄に魅力を感じたので〜なので
すが、細かいので作品にするには一番難しくて…

 普通に金色に光る部分と、金下マットを使って鈍く
光る部分とで、すだれの感じを表現しようと夢見ま
した。が、理想とは超程遠く、金を塗ってもまるで図
柄が浮いて見えません。金を使った技法三種類の
中で一番ハッキリ図案が見えるのが「on gold」次
に「金下盛り」最後に「金下マット」なのだそうです。
そんな事も知らないで、理想と言うより、夢を見た馬
鹿な私です。結局簾の部分に茶色の絵の具で「on
gold」して、3段階経てようやくここまでになりまし
た。

 敢えてこの作品の長所を言えば、見る角度によっ
て色々な味が出るのが面白い…と言う事位かし
ら?

 この型紙を活かすためには、どんな風に描いたら
良いのでしょう?試行錯誤が残る課題(、*^_^*)が
反って今後の励みになります

 
日本の文様より

                              2015年3月
 南天
 刺繍図案に見る古典装飾の全て〜日本の文様 の図案を利用して、南天を描きました。
 本は図案が線描きされているだけなので、どこにどんな色を付けたら良いのやら?迷うばかり。更に和絵具は焼成前後で色が変わるので、これで良いのか自信が持てませんでした。焼成前は実の赤色が薄く、グリーンの葉っぱの色ばかりがやけに目立っていたので、どうなる事やら…とハラハラ・ドキドキでしたが、なんとか彩のバランスが上手くとれたのではないかと、自画自賛しています。あくまで私が自分一人で色付けしたにしては…ですけれど。


 
                   2015年1月 
 お描き初め〜富士山

 多分 赤樂だと思う湯飲み茶碗2個に、富士山
を描きました。2015年のお描き初めのつもりで
す。左は女性の手にホッコリ収まる感じのお茶碗
で、富士山も女性的(?)に、右は少し大振りで
角ばっているので、男性用かしら?富士山も大き
く力強く描きました。どちらも少し貫入が入って風
情があって素敵〜と、先生にお褒めに与りまし
た。

 このお茶碗で飲むお茶の味も楽しみですが、使
い込んで行くとどんな変化がみられるのか?陶器
は色々な楽しみがありますね。


 
                    2014年10月

 上り鮎

 月子先生のお宅にある福田先生が描かれた酒器
(写真左上)を見て、どうしてもこのデザインで描い
てみたいと器を探していた所、有田焼の旗が閃く下
に置いてあったこの1輪挿しを見つけました。即断
即決即購入し、次のお稽古に持参、器とデザインが
マッチして、なかなか良い作品になった思います。

 先生にも、作家ものみたい!とお褒めのお言葉を
頂戴し、光栄に思っているのですが、でもやっぱり
こんなにボテボテした鮎では、川は上れないなぁと
…。福田先生の鮎は勢いよく川を遡上しているしな
やかな動きが感じられますが、私の鮎はまだまだ
河口にも到達していないような…。でもこれからが
挑戦だと思って、頑張ります!

 上り鮎は縁起の良い図柄だし、お気に入りの花
瓶は反省と共に大切に使いたいと思います。

                                                      2014年9月20日
 青九谷講習会

 石川県九谷焼伝統工芸士会副会長の  昇竜窯・福田良則先生を九谷より招いての青絵の1日講習会が催され、参加しました。青絵は青手九谷ともいい、九谷焼の中でも見込み(表面の模様)に青色を多く使った磁器ことですが、青色の絵の具は焼成すれば緑色になりますので、青と言っても下絵付けの染付とは全く違う絵付けの方法です。
 写真上段は、福田先生が今回の講習の為にデザインして下さった見本の絵皿です。30名ほどの参加者がくじを引いて5つのグループに分かれて描きました。私は水仙のテーブルです(下段右)。
 まずは膠をお皿の表面に塗り、下絵をお皿に写し、呉須で骨描き(アウトライン)をします。膠で表面を覆う事によって、細く描けるのだそうです。また伝統的な呉須は、上に絵の具を被せないと黒く発色しないのですが、福田先生の呉須は、それだけで黒く発色する様に工夫されていて使い易くなっていますし、一度この段階で焼成も可能です(下段左)。
 昼食後、絵の具で色付け。洋絵具とは違って、和絵の具は「置く」とか「盛る」と言った感じです(上段右は、福田先生のお手元)。また、ここでへそ曲がりの私、葉っぱを全部緑色にせずに朝顔の紺青の絵の具を頂いて一部を青くしてみました。白や黄色の絵の具は名前通りの色をしていますが、青や緑は焼成しないと色が出ないので、どんな風に発色するのか初経験の私には想像もつかず…(下段中央)。絵の具を乗せたら一度しか焼成できないので、やり直しは無しは出来ず、かなり厳しいです。
 青絵は赤絵に比べればさほど細かい作業ではないと言われましたが、何にしても簡単!なんてありえるはずはなく…。焼き上がりは、絵の具の斑が目立って気になります。均等に塗ると言うか、味のある雰囲気が出せる様になるには、年季を掛けなきゃ出来るはずないですが…。それでも初めての青九谷焼のお皿は、宝物!です。


 
                            2014年5月
 

 15pの黒地の小さな角皿に藤を描きました。以前から黒
地のお皿に特殊な絵の具(ラスター)を使って描いてみた
いと思っていたので、まずはこの小さいサイズから挑戦。
シルバー系の絵の具はちゃんと一度で発色したものの、
陰葉や後ろに有る花を描いた金色系の絵の具は発色せ
ず、3度ほど書き直して、ようやくこの程度に…。お皿の表
面がザラザラしているし、また絵具と釉薬との関係もある
のでしょうか?思ったような出来ではないけれど、何でも
挑戦に意義あり!


 

                   2014年2月

 寶尽のお茶碗

 側面の8か所に何か描いたら面白そう!と、衝
動買いしたご飯茶碗です。確かお宝は八種だっ
たはず…と調べた所〜笠・巾着・拍板・蓑・冊子・
巻子・打出小槌・法螺貝〜で、これらを描く事に
決めました。絵が小さいので、ペン書きがちょっと
大変でした。打出小槌と拍板の色がもう少し茶色
に近い色のつもりでしたが、意外にも明るい色に
なってしまったのが残念です。

 糸尻には七宝模様、内側に赤い線を1本手描き
で入れました。濃さも太さも定まらず、何かもたも
たした感じになってしまいました。もっとスッキリさ
せたかったのに…。

 でも、私らしい面白い茶碗なったとデザインには
満足しています。


 
                         2013年12


 桔梗型小鉢5客組揃え

 鳥(鳳凰?)〜空 花〜陸 魚〜海 の
3種類の絵柄を描いた小鉢です。
 縁と中心のそれぞれ2本の紅い線は、購入した
時に既に付いていたものです。最初に鉢を見た
時に湧いたイメージが可愛げのある鳳凰、そして
2014年は還暦の年なので赤系の絵にしたいと、
図案を探していた所、月子先生が描かれた大鉢
を見て、これだ!と、縮小して描く事に!

 下絵を大まかに描いた後は、気の向くままに筆
を動し、5鉢を楽しく仕上げました。一番最初に描
いたのが右上のおさかな1匹の鉢です。初回は
緊張して描いているので、少しは丁寧にスッキリ
仕上がって居る様に思えます。

 2014年の大倉山記念館での展示会に出展し、
好評でした。


 


 

                  2013年12月

 

 6・7年前に買った兜です。どう絵付けをしようか
…と思案しながら、時が経ってしまいました。結
局、吹き返しの部分には、家紋の「右三階松 荒
枝付」を描き、兜鉢は黒、おどし糸は赤と彩色し
たのですが、如何でしょうか?小さな兜ですが、
金彩に凝って 金下マット・金下盛り・on gold+
ブライト金そのままと、 4種の金の技法を使いま
した。

袱紗に、忍び緒を付けたら、もっと恰好つくかし
ら?これも孫へのプレゼント!気に入ってくれるで
しょか?


            2013年7月
 無病息災

 瓢箪六つ(六瓢)を無病とかけて、縁起が良い物として扱われます。瓢箪の形をした小さな一輪挿しをみつけたので、「無病息災」を願って瓢箪を五個描きました。本体と合わせて六瓢です。
 焼き上がりを見て、地が無地なので瓢箪は柄でもっと埋めた方がメリハリがあって良かったのに…と反省!自宅学習で気まぐれに描いた物は、いつも物足りない物ばかり、次はもっと柄を一杯描いてみましょう。



 

                 2013年2月
 
 我が家にある蕪の小鉢の図案を、お皿に応用
しました。随分前からある小鉢で、6個あったは
ずなのに、気付いたら残り1個になって仕舞って
います。全て手描きだった物で、勿体ない事をし
たと反省<m(__)m>。せめて最後の1枚を無くす
前に…と描いたものです。

 オリジナルの小鉢は、下絵付けですが、私は
それが出来ないので、水溶性の絵の具で縁を取
り、水生を弾く油性の絵の具で色を付けました。
蕪が色黒になってしまって、なんともはや…です
が、使い易い食器です。

 


                                                      2013年2月
 お雛様
 6年位前に買った白磁のお雛様に色付けし、ようやく完成させました。毎年今年こそ!と思いながら先延ばしになってしまい、とうとうお教室で一番最後になってしまいました。
 小さなお雛様ですが、小さいだけに作業が細かく、また手順をよくよく考えて段どらないと持つところも無くなるし…なので、凄く時間と手間が掛り、気力の維持もまた困難で…。一番気を使ったお顔、美男美女に仕上がったかと!衣装のデザインは殆ど月子先生の通りですが、お殿様の上の衣装のみ、オリジナリティーを出しました。金彩も多いゴージャスなお雛様は、まだ見ぬ孫娘への初めてのプレゼントです。



 

 お茶碗

 初孫のご飯茶碗です。以前に当
たり鉢に描いた図案がサイズもピッ
タリで可愛いかと思い、独力で再挑
戦!数字が好きな孫向けに、模様
を数字にしてみました。届けるのが
楽しみ!気に入ってくれると嬉しい
のですが…。


 


 
             2013年1月
 四十雀春秋

 先生が描かれた6種のデザイ
ンの中から、シジュウカラが描
かれている二つを選びました。
以前は鳥が苦手で避けて通り
たかった画材ですが、最近は庭
に遊びに来る鳥を観ているうち
に親しみを感じる様になりまし
た。

 長く不良在庫になっていた扇
型のお皿ですが、これを選んで
描こうと思った今、機が熟したの
かな?と思います。尤も腕の方
は一向に熟す時はなく、嘴は烏
の様に太くなってしまったし
(笑)。でも、その気になって観
ていると「ツツピー」と高らかに
鳴き始めるような…。


 雛「人」形

 同級生からこの手捻りのお人形を頂いてから3年近くが経って
しまいました。生地がとっても綺麗なお人形ですので、このまま
で十分ではないかと思いもしましたし、モダン&シンプルな形に
合う様なデザインをどうしたら良いのか?イメージが湧かなかっ
たのも一因です。今回作品展の企画も出て、出品できたら良い
なぁ!と思って、着物の柄の型で染めた和紙からヒントを得て、
急遽仕上げました。

 人形一対で「人」という文字を表現しました。震災以来「絆」と
言う言葉をよく耳にするようになりましたが、支え合う「人」あっ
てこその「絆だと思っています。細部にまで目も手も行き届かな
い私、この題だけはピッタリ!と、満足しています。世界に一つ
しかないお人形に絵付けをすると言う、貴重な体験をしました。
感謝!


 当たり鉢

 当たり鉢ですが、溝が浅くてその目的で
は使い物にはなりそうもなく、ただの片口
の鉢と言った感じの器です。衝動買いして
数年、押し入れの奥深くで不良在庫として
寝ていて、結構場所を取るので頭が痛い
存在でした。

 が、一転してほんのちょっと自信作 ―
器とデザインが上手くマッチしたかと思い
― の完成です。使うのが楽しい!美味し
く頂ける!と言う食器として嬉しい存在に
なりました。

 通り掛かりに眼に入った蟹の絵柄のお湯
呑茶碗が可愛く、滅多にないデザインで、
これだ!と直感したのがきっかけです。先
生が下絵付けでお皿に描かれた絵を写
し、水性と油性の絵具を使って、海老とサ
ザエと蟹3匹に海藻を上絵付けしました。
1日のお稽古 4時間程で完成!大事な一
品です。


 金接ぎ

 西荻窪で買った今泉今右衛門の香炉の
蓋の縁が欠けていたのと、楽焼の辰の香
合の目が何処にあるのか分からず、見通
しが暗いな〜ぁと思い、どちらも金接ぎして
グレード・アップ!

 特に辰の目を金接ぎで入れるというのは
意外でした。絵の具で入れて焼成して頂く
つもりで持参したので、て先生のアドバイ
スで、こんなことも金接ぎで出来るのか!
と言うのと、その日のうちに完成したので、
嬉しい驚きでした。


  和のセット

 2012年3月の陶画舎展にグループ(春の
月)で出展する事になり、描いたお茶碗と
お皿のセットで、上から 林檎の花 木蓮 
石楠花 です。見本がなく、自分のイメー
ジで作品を作り上げるので、毎回頭を抱え
ながらの作業でしたが、それも良い勉強と
経験になりました。

 一人1種類なので、迷った末に木蓮を出
す事にしましたが、どれを出しても足を引っ
張るなぁ!と言うのが頭痛の種。

 昨年は震災の影響で、陶画舎展が中止
になったので、今年は無事に終了しますよ
うに!


 京野菜シリーズ

 通りがかりにセールの文字を見て衝動
買いした小鉢のセット5枚と、世田谷ボロ
市で買った鍋もの用セット6個、合計11
個の食器に10種類の京野菜を描きまし
た。きっかけは、某メーカーの京野菜シ
リーズを見て、良いなぁ…いずれは…
と、パンフレットを取って置いた事です。

 最初はその図案を真似して描く と言
う程度の発想しか有りませんでしたが、
月子先生のご指導を受けて、オリジナ
ル・デザインになりました。と言うよりも、
集めた資料を元に、殆ど全部月子先生
がデザインして下さったのですけれど。
何せ見本がない物を描くのは初めてで、
画才の無い私には、イメージが全く湧か
ずに唸りっ放しでした。お陰様でデザイ
ンの面白さと言う点で、なかなか!の出
来栄えだと思っています。

 今回の作業は京野菜を調べながら進
め、いつもとは違った興味深さと楽しさ
がありました。京野菜って本当に色々な
種類が有るものですね。鹿ヶ谷南瓜(し
しがたにかぼちゃ)みたいに瓢箪の様な
形をした南瓜が有るとは知らなかったの
で驚いたり
京人参と金時人参、京芋と
海老芋の違いなど色々疑問が湧いて八
百屋さんで質問したのも、良い思い出に
残りました。京野菜に限らず野菜売り場
をしげしげと眺め回すのも楽しかったで
す。

 野菜に限らず伝統が失われつつある
今、継承される事を願っています。

 
 


 お年賀

 気が早くて、もうお年賀の用意をしました。今年
のお正月に百種類の「福」の字が書かれた「縁起
百福」と言う手拭を頂き、その字一字選んで模写
したものです。書いたのでも、描いたのでもなく、
単に下書き通りに絵具を伸ばしただけ…と言うの
が正解かな?

 縁取りに迷い、3種類作ってみましたが、左下の
文字と同じ紅色で内側を縁取るのに軍配を上げま
した。

 全部で10枚あるので、どなたに差し上げようか
と思案中です。


 月うさぎ

 以前からお魚 特に秋刀魚をのせるお皿が欲しいと思って探していましたが、通りすがりにようやく気に入ったお皿と出会って即購入。
 さて次は、何を描こうかと思案がまとまらないまま食卓の上にのる事無く半年近くが経ちました。月うさぎと言うのは昔から縁起の良い図案だと聞いていたのと、秋刀魚→秋を連想していた所に、朧げに抱いていたイメージと合う図案と出会い、即アレンジ。
 この図案の場合は、まず最初にうさぎと草の白く残す部分にマスキングをし、上から絵具をパディングすると言う手法ですので、描いたと言うよりは絵具をポンポンした…と言う感じです。色は渋めにしてみました。
 ♪うさぎ うさぎ なに見て跳ねる♪
自分の頭の中ではこんな歌が流れているのですが、如何でしょうか?
 


 お食い初め
 子供用のご飯茶碗にと、猿捕茨(サルトリイバラ)別名;山帰来(サンキライ)を描きました。この植物は、ハロウィーンの時期になると実の付いたリースが園芸店でサンキライの名で売られるので、別名の方が馴染みがあるかも知れません。
 猿捕茨は、実に毒消しの効能があり、そのせいかどうか?は分かりませんが、花言葉は「元気」だそうです。「元気に育て!」の祖母心にピッタリ!実は、「実のるように!」との願いを込めて先生がデザインされた図案の中から実ものの絵を選んだのですが、完成してから調べてみて、見事な符合に縁起が良かった!と自己満足しているババです。
 絵を描くのと、もう一つ苦労したのはお茶碗探しでした。子供用サイズのお茶碗は柄付きのものしか売っていないのです。これもお茶碗ではなくSサイズのボールとして売られていたものですが、みつけた時には大感激で即購入した品です。


 いろいろうさぎ
 手っ取り早く達成感を味わえて、しかも可愛い!そんな小皿が仕上がりました。ペン描きの必要なく下絵を描いたら即彩色、せっかちな私向きです。色づけに関しては、相変わらず面積の大きい場所は斑になってしまいましたので、KAIZENが今後の課題です。2年前に衝動買いをしたお皿にピッタリの図案で描けたので、寝かしておいた甲斐があったかしら?


 蛸唐草
 小さな蓋付きに、前から機会があった
ら描きたいと思っていた、蛸唐草を描きま
した。器の周囲を12等分しておいて、後
はフリーハンドです。最初は図案が全く
飲み込めていなかったので、蛸の足を唐
草の内側に並べ首を捻っていたら、外側
に並んでいると先生に指摘されて初めて
気付く始末。一体どこに目を付けている
のか?と我ながら情けなくなります。

 まず蓋から描き始めたのですが、あ〜
ぁ変なところは如何にも手描きの味と負
け惜しみ!少しはコツを覚えたかな?の
本体の部分はまだマシかな〜ぁなんて、
自画自賛!細かい作業絵だったので、
頑張った自分に拍手!です。


 
 秋です!秋刀魚です!でもやはり果物です!

 このお皿の最初のテーマは「秋刀魚」だったのですが、
出来上がったらどうも秋刀魚よりも果物の方が似合うみ
たいです。

 グリーン・赤や茶色だけでなく、ピンク・ブルー・紫など
の色を使って、紅葉や実が熟す雰囲気を出したはずなの
ですが、如何でしょうか?葉には点々と虫食いや枯れた
部分があります。実はこの部分を描くのは抵抗があった
のですが、何故かこの茶色の部分を書き込んだら全体に
絵が引き締まったから不思議です。ただ綺麗と言うだけ
では絵としては不十分なのですね。

 


 和のsoup cup

 先生のご都合でしばらくお休みだったお教室が、再開されました。待ちに待っていたのでワクワク・ウキウキですが、久しぶりに筆を持つのはコワゴワ・ドキドキでもありました。

 restart 第一号は、和のsoup cupの片割れです。これで柄違いのpairになりました。下の2枚の写真が前に書いたcupです。
 普通は食器が先にあり、それに合うデザインを考えるものですが、これの場合は逆でした。お隣でを描いているのを横目で見て、私も同じデザインで描きた…いと、思っていた矢先にこの薄いグレー地のcupに出会いました。
 最初は葉をマスキングと言う技法で周囲を速乾性の液体で縁取りし、中を絵の具で塗って均等に展ばす為にパディング。マスキングは初めての経験でした。それから枝や実は筆で、葉と濃淡のコントラストが出るように薄めに描きました。最後に葉脈を抜くのですが、一発勝負。詰めの甘い私は勝負に負けたとしか思えませんね、あーぁ!   
 



和陶
 初めて和陶に挑戦、先生がデザインされた3種類の図案を2個ずつ湯のみ茶碗に描きました。桜草・葡萄・紫陽花です。
最初はペンで輪郭を描き、一度焼成してから、色を付けて行きます。ヨーロピアンは絵の具を伸ばしながら濃淡をつけて表情を出しますが、和陶はグラデーションをつけずに絵の具を置く感じです。塗り絵状態なので簡単なのかと甘く考えていましたが、まだらにならないように均一に塗るのは、または均一ではなく絵になるような絵の具の置き方をするのは、簡単な事ではありませんで・・・。また、最初のペン書きの段階で絵の勢いなど、良し悪しが決まってしまうような気もします。
 そしてとうとう立物で失敗!絵の具の溶き方が緩くて、焼成中に流れて仕舞いました。左の写真の縁の柄が他と違うのは、流れた部分を誤魔化す為です。一度で懲りて次回から気を付ければ良いのですが、なかなかそれが出来ず困ったものです。
 上の図案の一つ、葡萄を縮小してアレンジ、ご飯茶碗に描
きました。が、食器が違うと同じ絵の具を使って描いてもこん
なにも違うものか!と驚きつつガッカリしています。ペン書き
の段階で絵の具が伸びずに苦労しました。一応色は付けまし
たが、湯飲みと同じ色を付けたとは思えない仕上がりなのが
不思議です。



porcelain top  洋 風 2  洋 風 1 
Meissen風 へ Christmas goods へ Flora Danica 
和 風1  有田と九谷 



Contents   quilt cross stitchporcelain flowers   pets walking homemade     e-mail