Spoon River Scenic Drive                                    
 秋です!紅葉狩りの季節です!が、Chicagoでは黄葉が少し、紅葉は殆どみられずなので、1泊2日のドライブに出ることにしました。秋と言えば夢はCanadian Rockies!だったのですが、現実の行き先はPeoriaと言うChicagoから200キロほど南西にある古い街でした。その近くの Spoon River周辺での Scenic Drive を宣伝しているのを目にしたのです。大張り切りで出かけたものの下記の如くIL.州の北西部を右往左往し、アメリカンのScenicと言うのはどうも日本人とは感覚が違うと言うのを実感するに至った次第です。廃村寸前のように見える村にある開拓時代に建てられた古くてボロボロの郵便局や、畑の真ん中にポツンと建っている納屋(barn)こういうのを見て開拓時代の先祖の苦労を想うのも、彼らにとってはscenicの内のようです。
 紅葉と言う目的では不発でしたが、IL.州内の旅行はこの時だけでしたので、同じ州内でもその雰囲気の違い等 興味深いことが多々ありました。Peoriaと言うのは、そこに住む白人の世論調査の結果が、中西部全体の白人の調査結果とほぼ一致すると言うので、中西部の代表的な「白人の都市」と言える所なのだそうです。そのせいなのかどうかは分かりませんが、Peoriaで食事中、主人は隣のテーブルに座っていた4・5歳位の白人の男の子にしげしげとみつめられた挙句、"Strange Man!"と言われ、東洋人が珍しい子だったのか?(今どきまさかと思いますが)それとも変人であるのを見抜いたのか?と首を捻りました。また、Wild  の受付に居た白人のおばさん達はどうも黄色人種がお嫌いなようで、あからさまに差別的な態度を取られ、古き良き時代の誇り高き白人ここに健在!と言う感じでした。
 そんなこんなの1泊旅行でしたが、目的地も柔軟に変更しようと思っても何の抵抗も感じない、如何にもアメリカ国内での旅行だったと思います。     (Peoriaは、Chicago Landにはないので、surburbsでは無いのですが、IL.州内と言う事でご勘弁下さい。)
 Hightway 29
 I-55 → I-80 → I-180 とExp.を乗り継いで西へ向
かッたあとHwy.29 を南下。29号線はイリノイ川渓谷
沿いに走っているもので、途中で高い所から景色を眺
めてみたくなり、Hopewellという村(?)に入ってみまし
た。坂を上がりきったところにシンボルの様に植えて
あったメープル(写真左)の紅葉は、快晴の空に映え
素晴らしく綺麗でした。そして村の入り口に建っていた
トーテム・ポール、この村はインディアンと関係が有る
のでしょうか?

ここで突然気が変って北に向かう事になりました。と
言うのも紅葉と黄葉を求めてドライブに出たものの、色
づいた木々は殆どなく、南へ向かったのでは見られる
はずが無い!と言う事になったのです。そこでイリノイ
川を渡りました。

 Laconからのイリノイ川の眺めです。川幅の広いイリ
ノイ川、空には鶴が舞い、清々とした気分でした。 
 Hwy 29から対岸のHwy 26へ乗り換えずーっと北
上、Castel Rock State Park へ。岩と川(Rock River)
森 そしてコンドルが舞う素晴らしい景観でした。

 ところがご覧の通り北へ向かっても葉は紅くなるどこ
ろか反って緑が増すばかり、結局夕陽の中PeoriaへU
ターンする事になりました。

後から IL. WI. IA. 3州の州境近くにあるGalenaと
言う古い街まで行けば良かったなぁ・・・と思いました
が、後の後悔先に立たずです。
 Wildlife Prairie State Park                                       
trail伝に区切られたスペースの中で飼育されている色々な動物が観察できます。なるべく自然をそのままに残すように工夫されているようです。1周しても1時間も掛からないような小さなprairieですが、日本ではあまりこういうスペースは無いので新鮮でした。 

Entrance

Bison

Quails (babies)

Fishing Pond

Fishing Pond
 帰路 Spoon River 辺りを Scenic (?) Drive (写真
左)

そこから南東へ向かいI-55に乗って北東へ、Chicago
に戻りました。

 I-55に乗る前にRice Lake(中)、Maple で有名な 
Funk's Grove(左)に寄りました。しかしまだ紅葉して
いるmapleを見付けるのが大変なくらいでした。

 もう一つ後悔の弁を書くと、ここまで行ったのだか
ら、州都 Springfield まで足を延ばしたかった・・・と、
残念で。