海上自衛隊田戸台分庁舎   横須賀鎮守府司令長官の官舎      

  大正2年に建てられた洋風と和風の館が接続した建物です。終戦後約20年間アメリカ合衆国に接収されていましたが、今は海上自衛隊が管理しています。
 2005年から桜の開花期に1週間ほど一般にも開放され、洋館部分とお庭の見学が出来るようになりました。
↑素適なステンドグラスの窓
屋根裏部屋の明り取りになっているそうです。 
←満開の桜に迎えられるつもりで行きましたが、お出迎えは霧島つつじの番になっていました。
 
 執務室

 リビングルーム 右側にある暖炉↓の煙突↑

 邸内からのお庭の眺め

 お庭の見晴台から横須賀・東京湾が一望

   そして後を振り向けばお屋敷も一望。
  石楠花も満開でした。
せんだん

 右上の写真に写っている「せんだん」上の方に草が生えていました。
 庭の奥の方の「せんだん」。
こちらは根元と樹上に穴が開いていて、鳥が種撒きをしたらしく、枝の間から他の木の新緑が。

ソメイヨシノ
   残念ながら葉桜でした。

でも、お洒落な「かんざし」を挿していました。
 
 失敗談
 横須賀鎮守府長官の宿舎をお花見がてら見学するのを前年から楽しみにしていた私は、3月始めにホームページにアクセスして公開予定を調べました。ところが2006年にはソメイヨシノは例年よりも早く咲き始めたため、最初に予定されていた公開時期と桜の開花期が重ならなかったのです。残念だけど建物の見学だけでも・・・と思って出向いた所、なんと急遽桜の開花に合わせてその1週間前にも臨時に開放されていたのです。お役所仕事だから・・・などと失礼な事を考えずにもう一度調べ直してみれば良かったのですが「後の後悔先に立たず」でした。来年こそ!


 永嶋家

 ここ安浦にいらしたら、横須賀鎮守府長官の宿舎の他、赤門の見学も併せてなさると良いと思います。
 赤門は三浦氏の子孫と伝えられる永嶋家の表門で、左右に長い棟を持つ長屋造りになっています。江戸時代のものと言われているこの朱塗りの門は現在「横須賀市民文化遺産」に指定されていて、市民に親しまれています。
 そして赤門の右脇には江戸時代に建てられた珍しい道標が現存しています。明治時代末期までこの門前の道路は、砂浜・海に面していて、江戸から浦賀へ行く主要路だったそうです。石の道標には「右 大津 浦賀」「左 横須賀 金澤」と彫られていました。