　　町田ダリア園　NPO法人かがやき福祉会まちだ福祉作業所　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　夏の花として親しまれているダリアは、メキシコ原産でキク科に属し、日本には、江戸時代末期にオランダから伝来し、独自の改良が加えられ来ました。ダリアの魅力は変異しやすい事から、多種多様な　花色、花型、花の大きさ、草丈、葉型、が見れることです。
　1985年に開設された町田ダリア園は、現在約15,000㎡の園内に約500品種、約4,000株のダリアを栽培していて、毎年6月20日から11月3日まで無休で開園しています。またダリア園の前身である「手をつなぐ親の会」は1964年に知的障害者や心身障害者の親たちが当時町田市に一つしかなかった特殊学級の改善を目指して設立された組織です。
　ダリア園がある地域は七国山と呼ばれる地域で、七国自然苑・町田ぼたん園・薬師池公園・町田リス園・町田えびね苑　などの施設があります。この辺りは、残された自然の豊かさとそこに根付いた心の豊かさの両方が感じられる嬉しい場所です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2008年7月2日

　以前から行ってみたいと希望しながら、なかなかご縁がなかった町田ダリア園にようやく行って来れました。
この年の4月は多雨で低温の日が多かった為地熱が上がらず、3月末に植えつけられたダリアの球根の成長が例年よりも遅れたそうです。その為、6月20日の開園時には花数が少なく寂しい状態だったので入場無料でのスタートとなりました。昨年は大型台風の相次ぐ到来で、せっかくのダリアが壊滅的な被害を受けたそうですし、地球環境の変化がこの園にも大きく影響しています。
　私が訪れた7月2日もまだ無料開園中でしたが、だいぶ咲き揃って来たので4日からは有料とのお知らせが受付に出ていました。
ダリアの多種多様な色や咲き方などと近くに接し、その奥深さに圧倒されました。大切に育てられたダリアは、店先の物とは一味違った満足げな花相（?）をしているように見えますが、如何でしょうか？