箱根強羅公園
ただぼんやりと「あじさい電車に乗る」とだけしか決めていなかったので、箱根登山鉄道の終点の強羅に着いてからキョロキョロしてしまいましたが、取り合えず一番近い強羅公園へ行きました。火山の地形を上手く活かしたロック・ガーデンになっています。開園は1914年(大正3年)だそうですので、もうすぐ100周年を迎える公園ですから大木が多く、またローズ・ガーデンやあじさい園、温室もあって多様な楽しみ方が出来ました。また、毎夏にはこの公園から大文字焼きが観られるそうです。
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箱根登山鉄道
箱根登山電車は1000分の80の急勾配を車輪の力だけで登る世界で唯一の電車です。1000分の80の勾配とは、12.5m進む間に1mも登る勾配の事です。また山の傾面を登るためにスイッチバック方式をとり入れてジグザグに登ります。スイッチバックは3ヶ所で行ない、そこでは電車の進行方向が替わるので、運転士さんと車掌さんが入れ替わります。単線ですので、スイッチバックする場所や駅で上下線が待ち合わせをしながら、箱根湯本から強羅まで約40分で結んでいます。
箱根の紫陽花は、例年麓の湯本で6月中旬に咲き始め、強羅では7月中旬まで、更に上のケーブルカー沿線では7月下旬までと1万株が順々に山を登って咲いて行きます。6月中旬から7月中旬まで夜間は7か所でライトアップされ、あじさい電車はで予約制で乗車出来ます。
まず小田急線で箱根湯本まで行った私は、湯本の駅で殆ど枯れかけていた紫陽花を見てちょっとガッカリしながら満員の登山電車に飛び乗りました。電車はノロノロ・トコトコ走っているとは言え、窓から紫陽花の写真を撮れば花が飛んで行ってしまうような感じです。標高が高くなるにつれて風が涼しくなり、紫陽花も見頃になって行きましたが、なかなかシャッターチャンスに恵まれないまま強羅の駅に到着。
帰りは、下りも同じかなぁ…なんて諦めつつ電車に乗りましたが、乗客の数が少なかったので先頭の座席を確保できました。そして途中の宮ノ下の駅で登りの電車と待ち合わせ、他の乗客の方がカメラを持ってホームに降りたので、私も慌てて後を追いかけました。皆さん、私の様に行き当たりばったりではなく、ちゃんと時刻表で下調べ済みなのですね。お陰様で、宮ノ下駅であじさい電車らしい写真が撮れました。
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