2010/2/23
 池上梅園                                                    

 池上本門時の西に位置する池上梅園は、現在9880uの敷地に30余種370本の梅の木が植えられています。その北半分は、戦前まで日本画家の伊東深水氏のアトリエ兼自宅でしたが、戦災で焼失してしまいました。戦後になって築地の料亭経営者の小倉氏がほぼ今の広さに拡張して別宅として使用、相続開始を機に東京都に移譲され更に大田区に管理が移管され、現在に至っています。
 寒波と冷たい雨の多かった2月でしたが、丁度この日は晴天!の上に4月中旬の温かさ!で、ちょうど見ごろを迎えた梅が多かったように思いました。近くのケアハウスからお散歩に来ていた高齢者の方々も多く、この春一番の人出で賑わったようです。
 私は去年に続いて2度目でした。前回は2月初旬でまだ咲き揃わず、その上まさかのカメラの電池切れで写真も取れず仕舞いで散々でしたが、今年は雪辱を果たし(?)気分良く春を楽しみました。

 
 
 梅の銘木の数々です。丁度花の蜜を吸いにメジロが来ていました。鳥たちにとってもご馳走一杯の魅力溢れる庭園です。

 梅園内では梅だけでなく、様々な風情が楽しめます。雪囲いされた松を観ると雪がなくても雪国に来た気分を味わえますし、小さな品の良い花を咲かせている椿、池にはまるで日の丸を背負っている様なのや、スケルトンみたいなのや…様々な模様の鯉たち。季節が変われば50本の牡丹や800株のツツジも楽しめます。