2009/ 5/20
 京王フローラルガーデン
 ANGE                                        
 
 京王百花苑から京王フローラルガーデンへ、和から洋へとリニューアルされた庭園です。新宿から特急など乗り継げば30分も掛からずに行かれ、しかも駅前と言う便利な所に、この様な憩いの場があるのは驚きです。ANGEとは、Amenity Natural Garden of Europe〜心地良い自然にあふれた欧風庭園〜 の頭文字を1字ずつ取って付けられたそうですが、当に名前の通りの庭園で、全てにおいて”程よい”空間に思えました。いわゆる植物園の様に広くもなく、植物の数や種類が多い訳ではない、けれど自然が植物によって程良く彩られているので、訪れた者もすんなり自然体で溶け込め、疲れさせない!飽きさせない!そんな感じがしました。
 NHKのニュースで、ANGEの睡蓮がそろそろ開花!と報じられたのを見て、行ってみました。当時のHPに「季節のお勧めポイント」として紹介されていたスポットを中心に、散策しながら観た植物を載せましたので、どうぞお楽しみ下さい。
 

 Water Garden
 モネの池をイメージしたガーデンだそうです。第一目的の睡蓮スイレンは咲き始めてはいましたが、モネの睡蓮の絵の様になるにはまだこれから…と言う感じでした。
 池の端にはシナサワグルミ(カンポウフウ)の大木に花が咲いていました。あまり見かけない木ですが、京王百花苑当時の名残の木でしょうか?


 金鎖学名 Laburnum 別名 ポッシー)
 もう盛りの時期は過ぎてしまっていましたが、マグノリア・ガーデンに僅かに咲いていました。学名のラバーナムは古代ギリシャで 金鎖(キングサリ)のことだそうで、なるほど「金色のような黄色い花が 鎖のように連なって咲く」花の形態そのものが名前になったのですね。ちなみにAngeで「キングサリ」と銘木板に名前が記されていたのを見た私、「金鎖」だとは思わずに、「King Sally」と勝手な思い込みをしていました。
 ヨーロッパ南部地方の原産だそうで、最近海外旅行先としてクロアチアが人気ですが、この花が咲く時期がハイシーズンだそうです。纏まって咲いていたら黄色い滝の様!?どんなに綺麗かなぁ!と想像します。


 Rose Garden
 約40種の薔薇が、華やかな姿を競い合うように咲いているGardenで、薔薇の使途や種類によって花壇が分けられています。種類が多くないので、反って圧倒されずに心地良く過ごせます。更に園丁さん達がキビキビと働いている姿を見ているのも、このGardenを気持ち良く爽やかなものにしてくれました。


 Cherry Garden
 里桜の大木の間をせせらぎが流れ、涼感たっぷりのCherry gardenです。また花菖蒲が咲くには時期が早いですが、黄菖蒲はそろそろ咲き始めていて、せせらぎに彩りを添えていました。