ところざわの ゆり園                                            
                                                                2009年6月25日
 所沢の西武ドーム球場の向かいにある面積約3万uもあるゆり園で、毎年百合の咲く時期に合わせて、6月上旬から7月中旬頃まで開園されます。狭山丘陵の地形を生かし自然林の中で、50種・約45万株のゆりが栽培されています。見事に咲き誇るゆりの花の競演を愛でながら、1周約1kmの散策を楽しむ事が出来ます。
 会期中は花の種類や栽培されている場所によって少しずつ時期がずれて開花するように工夫されていますが、ハイシーズンは6月中旬頃の様です。ちょっと遅かったかなぁ…と思いつつ、また土砂降りの雨上がりだったので花の傷みは…と心配しつつ行ったのですが、十分に楽しめました。
 パンフレットには栽培されている百合のリストが載っていましたが、何が何やら、どれとどれが同じなのかよく分かりませんでした。説明によると、ゆりは「すかしゆり」と「ハイブリッド」の2種類に分類されるそうです。「すかしゆり」は花が上向きに咲き、花びらと花びらの間に隙間があって、背景が透いて見えるのでこう呼ばれる様になったそうです。「ハイブリッド」は、下向きに咲く方向がある種類で、山百合などの種類の交配種なので、海外では「ジャパニーズ・ハイブリッド」とも呼ばれているそうです。毎年2月から4月に掛けて球根を植栽するそうですので、毎年違った雰囲気が楽しめるのかも知れません。
 そして栽培されているのは百合だけでなく、色々な種類のクレマチスが木々に巻き付いて花を咲かせていました。尋ねたところ、自生しているものではなく、園芸品種のものを栽培しているのだとか。なるほど百合と競合しないように小振りで地味な花色の物が選ばれていたようです。
 百合の花の芳香が匂って来るような写真は取れませんでしたが、お楽しみ頂ければ幸いです。