2009年4月5日
 称名寺                                          神奈川県横浜市金沢区金沢町212

 称名寺は、金沢北条氏の祖にあたる北条実時が、六浦荘と呼ばれていたこの地に別邸を建て、その中に持仏堂を祀ったのが始まりと伝わる古刹です。その後、実時の子の顕時や孫の貞顕がお寺や庭園を完成させましたが鎌倉幕府の滅亡とともに衰退しました。現在の伽藍は江戸時代に再建され、赤い欄干の平橋が架かる浄土庭園は、称名寺絵図に基づいて1987年(昭和62)に復元されました。橋を渡った先にある金堂には、1276年(建冶2)造立の弥勒菩薩像(重要文化財・非公開)が安置されています。
 『国指定史跡「称名寺境内」にある「平橋」と「反橋」が約4年ぶりに復元され2009年4月4日、渡り初め式があった。満開の桜の下、多くの花見客らが赤い敷物が敷かれた橋を踏みしめた。』とのニュースを聞き、これは是非!とその翌日にお花見がてら早速行って来ました。池に橋の赤い欄干が映り、桜の花と相俟って最高!でした。
 金沢八景には初めて行ったのですが、周囲をハイキングコースなどが整備されている山と森に囲まれていて、素晴らしく環境の良い所でした。この次はゆっくりハイキングも楽しみたいと思っています。




赤門

参道

称名寺塔頭光明院表門
中には塔頭は現存せず、駐車場に…と言うのがちょっと哀しい。

仁王門

阿字ヶ池

反橋

金堂

向こうに見える屋根は、仁王門のもの

山門の脇の枝垂れ花桃

本堂の後ろは金沢山で市民の森として親しまれています。