田島ヶ原サクラソウ自生地                                    

日本サクラソウはかつては荒川流域に多く自生していた植物ですが、現在では乱開発などによりここ「田島ヶ原」の一部に自生地を残すだけとなってしまいました。サクラソウは突然変異をしやすい植物ですので江戸時代からたくさんの園芸品種が作られて来ましたが、田島ヶ原のサクラソウはその原種となったものです。4.1haの自生地にはおよそ150万株のサクラソウが自生していますが、それぞれ色や形、大きさや咲き方など様々な表情のサクラソウを楽しむ事が出来ました。そのごく一部ですが、ここにご紹介したいと思います。
  


 ここにはサクラソウの他約250種の植物が生育しています。かつては荒川流域に広く分布していた湿生植物ですが現在では田島ヶ原でしか見られないものも多くなってきているそうです。
 

関東タンポポとサクラソウ

ヒキノカサ

ツボスミレ

ヒロハハナヤスリ

ヘビイチゴ

ノウルシ

エナシヒコグサ

  さくら草公園

 さくら草公園の芝生を挟んで反対側にも自生地があります。元は農家があった場所ですが、庭にさくら草が自生していたのが発見されたので国が買い取り同様に保護されています。桜とさくら草の競演が見事でした。
隣接する「さくら草公園」から自生地の方向を見て、向こう側に見えるのは「ソメイヨシノ」右側手前に見えるのは、真っ白い八重咲きの花をつけている桜です。名前は分かりません。
東京荒川堤にあった名桜「松月」かも?と思っているのですが真偽の程は分かりません。