山田富士公園
 横浜国際プールのお隣にある公園です。公園の名前は園内にある富士塚に由来します。

 梅の季節

 まだ梅の木は植えられてから日が浅いので、細くて小さい木ばかりですが、シーズンには白梅・紅梅など色とりどりの梅の花が楽しめます。
 山田富士公園には、色々な花木が植えられていますが、私には「梅」の公園の印象が強いです。梅の木が大きく成長し梅林になる日が来るのが待ち遠しいです。
 山田富士塚(やまたふじづか)

 
昔この地域では富士信仰が盛んでした。そして小高い丘の上に富士山を模して作った富士塚があります。
小さいながらもなかなか凝った造りで、東側の穏やかな登山道の入り口を御殿場口、南側の急勾配の口を吉田口とし、かつて御殿場口を数段上がった辺りには胎内道があって、仏様が奉られていたそうです。頂上には噴火口があり、お釜から吉田口に向かって須走りも模作されています。
 勿論ここから本物の富士山の姿が(かすかに!)拝めます。昔は空気も澄んでいて、電線も無くすっきりとした富士山の姿が拝めたのですね。

 桜の季節

 
頂上に富士塚がある丘。
斜面は満開の桜の花で覆われていました。
 富士塚に向かって階段を上って行くと、中ほどに「御即位記念」と彫られた石碑がありました。昭和3年に昭和天皇のご即位をお祝いして建てられた石碑らしいです。


富士塚の頂上から今上ってきた麓の方を
 臨んで
     横浜国際プールは隣の丘の上→



↓富士塚のある丘を広場の方へ降りると、
 花桃 枝垂れ桜 馬酔木 の花が
 満開でした。



 ふじやとのみち
 なつみかん公園から 徳生公園 神無公園 山田富士公園 を結び、のちめ不動近くまでぐるっと回る緑道です。不動尊に祀られている「歳(せい)の神」にちなんで、干支の文字を彫った石が道沿いに転々と置かれています。が、12支全て石碑だと思っていたら、何故か犬だけはモニュメントで陸橋の両端に2個ありました、不思議です。
 

 のちめ不動尊
 約130年前の1864年のちめの住人が八王子からお不動様を背負い運び、この地に祀られました。昔は山の上の鎮座されていましたが、天災のため、現在の場所に安置されたそうです。
 霊験として、本堂左側にはお釈迦様のお弟子さんのお賓頭様が祀られていますが、この像をなぜて、病気の場所をなぜると治ると伝わっているそうです。また、今から約80数年前に、この地域に疫病が蔓延し多くの人が亡くなりましたが、この講中からは不動明様からのご加護により死者がなかったと言い伝えもあります。
   

 

たにうつぎ

はこねうつぎ
春には色々な花が咲きます。
ふじやとのみちでは、神無公園の脇から
山田富士公園の池に向かって流れる
せせらぎ沿いの部分が一番のお勧めです。
 クレソン

 クレソンは、水にさしておくと根が生えて来て水耕栽培が出来るほど繁殖力が強い植物だそうです。この群落も1本のクレソンが増えたのかもしれませんね。