日常生活の中で印象深かった事、
                   ちょっと気になった事、
                                アメリカ的!と興味を引いた事・・・を
                                                                     ご紹介します。


 TRAGEDY
 Sep.11th

 在米中、最大・最悪の事件です。シカゴに着いてから20日余り、アパートへの引越しも終わりようやく日常生活も落ち着いてきた頃、朝食をしながら観ていたCNNニュースの画面が突然変りました。詳細は皆様ご存知の通りです。
 全米で空港・取引所、大学等の学校教育研究機関、名立たるビルや橋などが閉鎖されました。私が住んでいたアパートの周囲では、午前中に帰宅ラッシュがあった以外は日常と大した変化はありませんでしたが・・・。
 しかしその後の生活は外国人にとって暮らし難いものとなりました。私のようにdependent visaで入国していたものは、殆どの州で運転免許が取れなくなり、従ってソーシャル・セキュリティー・ナンバーが無い為銀行口座を持てず、また何かと要求される身分証明のためにパスポートなどをコピーして常に携帯・・・。その後運転免許に関しては自国の運転免許の翻訳を公的な機関に証明して貰うことで合法的に運転はOKとなりましたが(現在は試験場・日時を指定されて受験が可能になったそうです)車社会・カード社会のアメリカでの生活は大いに不便でした。
 また、何かと言うとパール・ハーバー・硫黄島が引き合いに出され、12月8日には特集番組も放送され、居た堪れない感じでした。日本人にとってはこのテロは広島や長崎の原爆に匹敵する!と反論したい気持ちで一杯でした。
 そして愛国心の象徴なのでしょう、いたる所で星条旗がたなびき溢れんばかりでした。尤も良く良く観察すると、最後まで飾っていたのは白人(アメリカン)ではなく、外国人に見える人たちが忠誠の証・お守り代わりにしているのかのようでしたが・・・。
 テロの犠牲者を悼み、全ての旗は10日間半旗となりました。左の写真は私共が2年間住んだThe Belmont Houseの正面玄関に掲げられている星条旗とイリノイ州の旗が半旗になっているところを写したものです。
 Space Shuttle Columbia

 乗員の無事帰還を待ちわびていた家族達の誇らしげな笑顔を映していたニュース画面が突然変り、不吉な事故が起こった事を知らせました。
 亡くなった乗員を悼み、旗は1週間半旗となりましたが、今回は公の施設のものだけでした。写真は自宅の窓からCTAバスのBelmont停留所広場を見下ろして撮りました。左側に半旗、右側に写っているブロンズ像は南北戦争の北軍の Sheridan将軍の像で、この通りの名前は、 Shridan Rd.です。



 C.T.A.. (Chicago Transit Authority)

 Chicago市交通局が管理運営している公共交通機関です。電車(高架鉄道と地下鉄が近郊とダウンタウンを繋ぐように走っている)と路線バス(東西・南北に走る幹線道路をほぼ直進している)があり、これらを乗り継ぐと市内のどこへでも行く事が可能です。
 路線バスのバス停には路線図もなければ時刻表もなく、どころかその名前すら書いてなく、ただそこで停まるバスの路線番号が書いてあるのみ。日本の路線バスとは大いに違い最初は随分面食らいました。が、路線の名前は走る道の名前が付けられている場合が殆どで比較的単純に直進する・バスは交差点毎にあり名前はその交差する道路の名前である・車内放送は滅多にないし聞き取れないので乗車する時に降りたいバス停を運転手に告げておくと教えてくれる・・・と分かりました。その後は路線数(約200)も本数も多く大変便利で、観光案内所やCTAの駅などに置いてあるCTAの路線図を持っていれば簡単に乗りこなせたので大いに利用していました。尤も冬は厳しい寒さの中でバスを待っていると凍りつくようでしたし、downtownなどでは渋滞も酷く、同じ路線のバスが2・3台まとまって来たりする事(C.T.A.のバスの法則)もあり、イライラする事もありましたが・・・。
 運賃は2003年当時均一料金で初乗り$1.50、2時間以内の乗り換えなら¢30で2回まで出来ました(2004年に値上がりしたそうです)。アメリカの物価を考慮すると初乗り運賃は決して安くはありませんが、C.T.A.だけで市内の何処でも行けましたから、日本のように色々な会社の路線を乗り継ぐ度に初乗り運賃を払う訳ではないので、割安に感じました。 
 Belmont駅ホームから東(ミシガン湖)へ向かって      西へ向かって
 最初にC.T.A.の電車に乗った時の感想は「暗い・汚い・うるさい・何かされたらどうしよう・惨め・・・」と居た堪れない気持ちでした。日本の電車のように清掃・整備もされておらず、地下駅の照明は暗く、ホームは狭く階段は急、色々な人種・民族の乗客・・・など日本の綺麗な駅や車両からは想像出来ない事ばかり。車社会のアメリカでは日本のように駅の周りにロータリーなど有る訳もなく、Belmont駅前には古い幽霊ビルもあり、兎に角第一印象は最悪でした。が、これも住めば都、一応安全圏とされている範囲での乗車はO.K.ですし、設備にお金をかけないのは合理的なのだと見直して、天気の良い日など遠くまで見渡せるホームに立って景色を楽しむ事も出来るようになりました。
 CTA bus には2003年夏より自転車(運賃free)用のキャリヤーが前に取り付けられました。Lincoln Parkのそばに住んでいたせいか、荷台に自転車が乗っているのをよく見かけました。Chicagoでは自転車はスポーツ用に乗られていて、日常生活で一般道を走っているのは一度も見たことはありませんでした。 



 Sports 
 Chicagoには5種類のスポーツのプロ・チームが6つもあり、1年を通してスポーツ観戦が楽しめます。
地元チ−ムに対する熱狂的なアメリカンの応援振りをみていると、更に興奮の度合いが増すような気がします。
 Wrigley Field

 Chicago Cubsの本拠地で、メジャー・リーグで2番目に古い球場です。レンガ剥き出しの古いフェンスと言い、住宅街の中にあるので、隣接しているApt.の屋上には観戦用のスタンドが設けてあったり(写真2)・・・と、他の球場にはない独特な雰囲気があります。凄く狭い球場なので、レフト・スタンドの後の通りWaveland St.には場外ホームランが飛んでくるのが有名で、ホームラン・ボールをキャッチする為にグラブを嵌めていたり、ネットを持ったりしているファンが大勢待ち構えて居るのもこの球場の名物です。ナイター設備はありますが、伝統にのっとりday gameが殆どのようで、それでも殆ど連日満員なのは、Cubsの人気の高さを物語っています。しかし、仕事や学校はどうしているのでしょうか・・・?
 写真1〜4は2003年6月7日(土)のvs. N.Y. Yankees戦の模様です。リーグも地区も違うこの2チームの交流試合は大大人気で、2月21日のチケット売り出しの日には3日前からの徹夜組(凍りつくシカゴでご苦労なダフ屋さん達)で球場の底の待合場はごった返していました。暢気に売り出し時刻に間に合えば買えるつもりで球場(Apt.から歩いても行かれるほどの近さ)まで行った私は、チケット争奪戦を呆気にとられて観察して帰ってきた次第です。観客席の数も少ないので結局チケットは手に入らず、当日は場外観戦となりました。MATUIを見たさに日本人が買占め?と、思ったのですがそうではなく、65年前のWorld Seriusの決勝戦以来の対戦にシカゴ中が燃えていたようです。

 場外でもこの試合の熱狂は十分に伝わってきました。建ち並ぶスポーツ・バーには人が溢れ、大きな画面が特設され(写真3)、7’s・イニングス・ストレッチではアメリカの第2の国歌"Take me out to the ballgame"を内外一体になって大合唱!興奮しました。
 写真4はC.T.A.のAddison駅のホームから球場をみて。5は8日に観戦された方が撮られた写真です。試合開始前 サンダー・ストームで大荒れの天候でしたが、球場に大きな虹が掛かりました。MATUIもホームランを打って大活躍したそうです。
 U.S. Cellular Field

 Chicago White Soxのhome stadiumです。downtownの南側にあるため、球場周辺の環境は普段は良くありませんが、試合のある日は警備されていますし、観客も大勢来ますので、電車で行ってもまず心配ないようです。新しくて綺麗な球場ですが、チームの人気はCubsに比べると今一つの様で、広い球場の観客席が全部埋まる事はあまりないようです。
 右の写真は2003年5月4日vs Seattle Mariners3連戦の最終戦でICHIRO選手の活躍を写したものです。右端の写真
はホームランを打った瞬間で、拡大すれば打球が中央上の辺りに写っているのがご覧になれると思います。この日は生憎の天気で、雷雨の予報が当たり試合はアッと言う間に6回まで試合が進みゲーム成立、終了してしまったのは残念でしたが、この日のICHIROは2打席2安打の活躍でチームを勝利に導きました。日本人選手の活躍ぶりを観戦出来たので満足しています。
United Center

 Chicago Bulls(basket ball)と Chicago Blackehawks (Ice Hockey)の本拠地です。ブルズはマイケル・ジョーダンの入団で一躍実力・人気もNo1チームになりましたが、彼の引退と共に衰退、復活が待たれるところです。United Centerの正面玄関では彼の功績を称えるブロンズ像が観客をお迎えしています。