Wright Brothers National Memorial State Park |
最初に訪ねたのが、Wright兄弟が初飛行に成功した地であるのを記念して作られた州立公園です。Wright兄弟は風の力も利用して舞い上がる飛行機を作ったので、windyな場所を探しました。windyと言えばまずChicagoなのですが、100年前でも既に摩天楼が建っていたので諦め、Outer Banksにある小高い丘Kill Devil Hillsに白羽の矢を立てたのだそうです。何年にも渡って実験を繰り返し、とうとう1903年12月17日 Kill Devil Hillsの記念碑が建つこの場所から 下の広場に向かって飛び、段々距離を延ばして4回目に12秒間で120feetの飛行に成功したそうです。下の広場の歩道には1回から4回目までの着地点が示され、少しずつ距離を伸ばして行った様子が分かります。またWright兄弟が寝泊りしていた小屋が広場の先に見えます。
2003年は丁度初飛行から100周年に当たり、記念行事も多く訪れる観光客も増えたようです。この時N.C.ではFirst Flyingと、Wright兄弟の出身地であり当時自転車屋さんをして暮らしていたDayton OH.では、First Thinkingと喧伝し合い、どちらも元祖である事を譲らず100周年記念を盛り上げていました。それに加えてブラジルではWright兄弟より早く飛行に成功したと言う殆ど知られていない事実も紹介され、初飛行論争をますますHotなものにしていました。しかし飛行機の歴史はまだ100年余りでしかないと言う事実には驚きます。
私達は何も知らずにOuter Banksを旅先に選んだのですが、記念すべき年だったと言う偶然に感激しました。 |
Sanderling Inn Resort |
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Outer Banks の北の方にあるresortです。この辺りはかなり土手(Banks)の幅(東西の距離)が狭いので、sunriseとsunsetの両方が見られます。また本土との距離が近いので、夕陽(左2枚目)はCurrituck Sound(入り江)の水平線と重なる本土に沈むかのように見えました。朝日は大西洋から昇ります。1年中暁を覚えた事がない私としては、早起きをして日の出を見ることが出来たのは、まさに快挙!なのです。private beachに出た時はまだ三日月が出ていました。月が沈んで、日が昇るよりも先に周囲が明るくなる事を知らず、どこに朝日が・・・?と慌てました。蟹ghost crubと戯れながらどの位の時間待ったのでしょうか?朝焼けの中に朝日が昇ってきました。Outer Banksでは蟹だけでなく、小魚の群れを追うペリカン達、それに遅れてやってくるイルカの群れも見られます。豊かな自然を存分に味わい楽しむ事ができるのです。
またprivate beach(右) ではそれぞれが静かにの〜んびり、骨休めをしています。ただ、日本のように蚊はいないのですが、小蝿が多くとまるとチクチクするので、常に足をバタバタと動かしていなければならなかったのには参りました。ですが、アメリカンはチクチクを感じないのか?蝿が寄らないのか?気にしている様子が全く見られなかったのが未だに不思議です。このbeachで見た光景で、印象に深く残っている事があります。1・2歳くらいの子供を連れた中年の白人夫婦が少し離れた所にいました。何気なく眺めていたら、子供にとっても可愛い水着を着せ、心底子供を慈しんでいる様子が微笑ましい限りでした。その夫婦の年齢は決して若くないように見えましたので、歳を取ってから生まれた子供なので目の中に入れても痛くないのでしょう・・・と思っていました。その後beach~から引き上げて来たところ、私達の向かいの部屋のベランダに出ている子供の水着に見覚えがあり、あぁ先ほどの家族・・と同時に驚いた事に、子供はアジア人(多分中国人)だったのです。中国から養子を迎える話は良く聞きますし、中国人に限らずアメリカでは養子を育てる事は少なくとも日本より日常的な事の様です。開けっ広げで養子である事を隠し立てもしませんし。中国人との養子縁組は様々な問題も有り賛否両論ありますが、あの夫婦を見る限りではこの子供はきっと幸せになるだろう!と思え、ホノボノとした気持ちになりました。 |
Fishing |
と言っても、私達は釣りをした訳ではありません。釣り人を観て来ただけなのです。
上段の写真はOuter Banksの中心街Nags Head にある
fishing pierで撮りました。Outer Banks にはこの様なfishing pierが何本も大西洋に突き出していて、思い思いに釣り糸を垂れています。私達は釣り人の様子を見ながらランチをしようと入りました(有料とは知らずに)。丁度そばにいた小父さんが鮫baby(右手の中)を釣上げました。写真を撮らせて!と頼んだら、主人に鮫を持たせてくれましたが、その後すぐに放してやっていました。babyがいると言う事は、親もいるのでしょう、怖いですね。
そして下段の写真はOregon Inletです。ここは漁港で、右側の建物は市場です。朝早く観光用の乗り合い釣船もここから出航します。また一般のモーターボートもたくさん係留されている港で、丁度FUNTASTIC号がカツオを釣って戻ってきた所でした。
4・5人位で釣ったようですが、こんな小さな船で34尾!と言うのは大漁です。一番大きなサイズのカツオは大人が一人ではよろけて持ち上げられないほど重かったようです。アメリカではカツオは「AHI TUNA」と言って、Sea Food Restaurantで前菜に出されたりもしますが、カツオに限らず生のお魚を食べるのは、一般的な食べ方ではないようです。見物人にお披露目をした後、結局カツオたちはここの市場に引き取られて行きました。日本人だったら、その場で調理してお刺身に舌鼓!何て言う所なのでしょうが、アメリカンは釣る事だけでお楽しみが終るようです。 |